会社員vs起業・フリーランス 原理主義

最近の起業ブームでボコボコと新しい会社が立ち上がっています。優秀な人が便利なサービスを作ってくれるので応援しているのですが、スタートアップ的な人とは違った「会社員は全て良くない」独立・フリーランス原理主義が会社員を批判するのを見ていて、まだまだ昭和だな。。。と思うのです。

長時間労働でプライベートな時間が削られるとか、仕事しながら子育ては難しいとか、一つを選ぶと一つを捨てねばならならないような、今の仕組みの問題を指摘するのはとってもいいことだと思うんです。

が、昭和を駆け抜けたサラリーマンが「家庭をもってはじめて一人前」みたいな「会社員やめてはじめてまっとうな人」みたいな。

(昭和)マイホーム持ったら家族みんな幸せ→(平成)田舎で家族がいれば幸せって。。コストが違うだけで「俺みたいになれ」的な価値観はあんま変わんないような。

みんな違って、みんないい、みつを的な

都会の便利さと自然豊かな田舎も、住みたい時に好きな場所に住めばいい。

仕事も結婚相手も変えていい。

性別も選べる時代だし、男性が女性の服を着るのも都心だと見慣れた光景です。最近見かけた自由なひと↓。日本って「かわいい」に世界一寛容な自由の国です。

で、地方で起業・フリーランスになる予備軍のノマドに前職の先輩が言った言葉

「自分だけ自然豊かな生活してます、みたいなので満足しちゃダメだよ。地域の人を巻き込んで、そこでどんどん仕事を創っていかないと。それくらいの勢いでやってよね。」

それすらも、気分次第で変えたっていいんじゃないかな。

酒井順子『負け犬の遠吠え』の勝ち犬論争と同じで、
勝ち犬(結婚・出産している女性)も負け犬(独身・子なし)も「安定した仕事がある人」が前提なら別にどっちでもいいんじゃないの?という話です。

怖いのは、「それどころじゃない」しんどい人たちに「こっちの人生のほうが幸せだよ」って幸せ押し売りするだけじゃなくて、説教までぶっこいてしまう、昭和なおじさんみたいなことを自分がするんじゃないかってことだけです。

そんな恥さらし、絶対にしない。と心に誓う連休です。