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いえづくりレシピ

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みゆう設計室のいえづくりについてまとめたマガジンです
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#育児

ルンバが下を通る、ダイニング収納

トーヨーキッチンのカウンター下に設けたダイニング収納。将来的にはハイチェアを置いてカウンターとして使いたいキッチン。お子さんが小さいうちはハイチェアも使いにくいので収納にできないか、というご相談からこの収納を設けました。 ぴったりサイズで制作していますが、壁や床などに固定はしていません。カウンターとして使いたくなった時には取り外しできるようになっています。 ダイニングテーブルに近い位置にはお薬や食事に関わるものを。リビングに近い位置にはお子さんの絵本を置いています。 ト

帰宅した時にすぐ手洗いうがいができる手洗いボウル

トイレの外に手洗い。洗面所のほかに手洗いがあると、お子さんが遊んでいるときや、帰宅時に手洗いができるのでとても便利です。 「森を望む家」の手洗いは、子ども部屋、寝室、玄関、リビングと近接しています。お子さんが帰宅した時にすぐ手洗いうがいができる手洗いです。 リビングにも近いのでお客さんが来られた時も使ってもらえます。 水栓は壁付けで濃紺のボウル。鉄のオリジナルフレームを作りました。照明は船舶用のものを使っています。 スイッチやトイレのドアノブにはアンティークショップで購入

おしゃれで実用的な黒皮鉄のパネルを設けたトイレ

トイレに黒皮鉄のパネルを設けた「森を望む家」 パネルにはマグネットでカレンダーや学校のお便りなどが貼られています。 お便りを冷蔵庫に貼る人も多いと思いますが、トイレに貼ると1日1回はじっくりお便りを見るので予定を忘れることが無いそうです。 このアイディアを思いついたのは奥様。家の設計をしている間、じっくり間取りを見て考えたいのでトイレに間取り図を貼っていたそうです。わざわざ考えるために見るよりも、何となく見ることで見えてくるものがあったとか! この撮影の後、カー用品でマグ

天井が高く、明るくて風通しの良い子ども部屋

天井が高く、明るくて風通しの良い子ども部屋。 「インナーテラスのある家」の子ども部屋自体は二人で一部屋なのですが、子ども部屋とは別に前室のようなフリースペース、子ども用のウォークインクローゼットがあります。フリースペースにはワークデスクを置けます。 おそらくお子さんが大きくなるまでは間仕切りで仕切らず広い空間をそのまま使われることでしょう。そんな子育てのスタイルをイメージしていたのですが、完成から7年たって、やはりそのイメージと変わらず家族がオープンな関係でしたので安心しま

書斎のありかた

通路を兼ねた書斎。「インナーテラスのある家」のご主人のワークスペースは、寝室の隣、通路を兼ねた空間になっています。家族思いのご主人。家族のことを大切にしているご主人の空間を考えた時、家の隅にある書斎をイメージできませんでした。 思い切って寝室の隣で家の中心に書斎コーナーを設けました。 寝室にはウォークインクローゼットからも入れるので、篭っていても大丈夫。書斎の本棚にも低い位置はお子さんの本を置いています。 家族の様子をいつも感じられる空間が、やさしいご主人にはぴったりです。

リビングと階段とピアノコーナー

リビングと階段とピアノコーナー。リビング階段だと子どもの様子が見られて安心するけれど、丸見えになるのも少し落ち着かないかも。そんな「インナーテラスのある家」では、上階から降りてきた時には開放的でリビングダイニングが見渡せるけれども、リビングにいる人にはあまり視線が気にならない壁を設けました。 階段の壁には小窓が3つ。 階段手すりと同じ高さにしてあるので、登る時に手を添えても良いですし、ちょっと階段から覗き込んでも、また小物を飾っても良い小窓ですね。 階段の下にはピアノコー

屋外空間のように使っても、部屋干し空間にしても良いインナーテラス

日当たりがよく、バルコニーに面した空間。リビングダイニングとは階段室を挟んだ位置にあり、いつも過ごす場所から近いけれども丸見えにはならない空間です。 この空間をこの家では「インナーテラス」と言っていますが、バルコニーと一体に「屋外空間のように使っても、部屋干し空間にしても良い」いろんな使い方ができる空間です。 床暖房が入っているので冬でも心地よく、収納もたっぷり。洗濯機から直接洗濯物を取り出せる扉もあり、洗濯物をハンガーにかける作業も楽にできます。床はタイルで、洗濯物を干

家族が一緒に料理できるキッチンのある家をつくりたい。

家を建てるとき、予算や部屋の構成、広さなど考えるのと同時に「どんな家で、どんな暮らしがしたいか」ということを考えてもらいます。 「フレンチナチュラルスタイルの家」の場合、以前の家はキッチンもダイニングも広さはあり、アイランドキッチンの住まいだったのにも関わらず、なんとなく孤立した感じのキッチンでした。そこでリノベーション後の住まいはアイランドキッチンを囲んで家族が過ごせるような家にしたら良いのではないかなと思いました。 そのためには、居心地の良いキッチンである必要がありま

2つの子ども部屋の間にあるフリースペース

2人の子ども部屋の間に共有の部屋を。「フレンチナチュラルスタイルの家」はリノベーションの際にひとつひとつの子ども部屋を広くせず、2つの子ども部屋の間にフリースペースとなる共有の部屋を設けました。 この共有スペースはファミリークローゼットとも隣り合う部屋で、個人の部屋につながる通過点のような空間です。 子ども部屋はそれぞれ引き戸にしているので、扉を開けておけば子ども部屋と一体に使えますし、お友達が遊びに来た時にも使えます。広い廊下のようで、居場所がある。ちょっとしたサブリビン

人を招きたい家の洗面所、脱衣室

洗面所は敢えて廊下やフリースペースと仕切らず一体の空間に。 「フレンチナチュラルスタイルの家」の洗面所入り口にはドアがありません。浴室隣の脱衣洗濯室と洗面所は引き戸で仕切られています。 脱衣洗濯室は家事室を兼ねていて、部屋干しができる空間です。バルコニーに面していて日当たりの良い場所を脱衣室にして、リビングダイニング入口と隣り合う廊下側の空間を洗面所にしました。 リビングに入るドアの横に洗面所があるので、帰宅したら手を洗ってリビングに入れますし、リビングダイニングで遊んでい

子ども部屋の造り付けデスク

子ども部屋のデスクの並びに引き出し収納とオープン収納。 コンパクトな子ども部屋なのでデスクの奥行は浅めなのですが、その分横に長いカウンターにしています。 小さいうちはオープン収納は一目で見て分かりやすいので片付けやすいですね。 デスクをまだ使わない年齢でも、おもちゃなどを片付けるのにもこのようなオープン収納は使えます。 子ども部屋の学習机や本棚、収納などは置き家具を使う方が多いですが、地震の時などに造り付けのデスクだと家具自体が転倒しないので安心です。このデスクにも吊り戸

アクセントカラーが黄色のトイレ

黄色のアクセント壁の「キッチンを囲む家」のトイレ。 五角形のシンプルな手洗いと高窓のあるトイレです。 個室階なのでトイレの機能は極めてシンプルに。 収納も上部に固定棚ひとつです。 トイレの中の収納は上部の棚ひとつですが、トイレのドア外、廊下にはクローゼット収納があります。 家を建てたころはお子さんが小さかったので、紙おむつやトイレットペーパーのストックもできますね。全てをトイレに収納することは難しいので、すぐに取り出せるところにストック収納があるととても便利なのです。

京からかみの襖を使った和室

京からかみの襖。 玄関から入ってすぐの和室の襖。 和室を作らない家も増えていますが、畳空間は緊張感のある時間も、ごろんと横になって楽になる時間も過ごせる多機能空間。 子育てにも向いていて、畳の上ではリラックスできます。 上手に和室を住まいに取り入れて、四季を楽しむ日本らしい暮らしを楽しんでみましょう!

超家事ラク間取りの洗面所

「都会の小さな森の家」の洗面所には、室内干しができる電動物干し、ホシ姫サマがあります。洗濯機で衣類を洗ったら、洗濯機置き場の上にある収納からハンガーや洗濯用のピンチハンガーなどを取り出し、天井からおろしてきたホシ姫サマに干す。その作業は動いても1歩、2歩程度。 洗濯機の前に立ったままでその作業が終わってしまうほどの短い動線です。 干す作業を済ませた後に、バルコニーに外干しすることもありますし、浴室乾燥を使うこともあります。この電動物干しは天井まであがっていくので、そのまま