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いえづくりレシピ

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みゆう設計室のいえづくりについてまとめたマガジンです
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2018年9月の記事一覧

洗濯の一連の作業が数歩でできる洗面所

「都会の小さな森の家」は洗面所と浴室を2階に設けました。 洗濯に関連する一連の作業がすべて2階で片付くのでとても家事が楽になる間取りになりました。 洗面所で洗濯をしたあとすぐにハンガーにかける作業を済ませることが可能な室内物干しユニット、ホシ姫サマを設けました。 勾配天井で高めの天井にしてあるので、高い位置に洗濯物をあげておけば邪魔になりません。 電動なのでとても手軽に利用できます。夜に洗濯物を干す作業までして、朝バルコニーに出すのも楽ですし、天窓と風通しの効果で部屋干し

薄いグレーのモロッカン柄の壁紙のダイニング

ダイニングの小さなソファスペースには、薄いグレーのモロッカン柄の壁紙を。 そこに白マットなスポットライトを設けて、読書の時の手元灯にします。 「都会の小さな森の家」のダイニングリラックススペースです。 基本的には白の壁紙をベースとしたお住まいですが、白マットな照明器具を使う空間ではグレーの壁紙やタイルを使い、白いもの(花瓶やカップなど)が映えるようにしています。 リラックス空間はワントーン暗めの壁の色だと落ち着く空間になると思います。

シンプルなタイルの市松貼りの洗面所

「フレンチナチュラルスタイルの家」の個室フロアの洗面所はシンプルな100角タイルを白のつや消しと白のつやありのタイルの市松貼りとしました。 ご主人のアイディアだったのですが、マットなタイルだけにするより上質な空間になったと思います。 ブルーのモザイクタイルもラインで入れてアクセントにしました。 鏡付収納、タオルハンガーはお客さま支給。 洗面台はサンワカンパニーのカリッサ、ボウルとカウンター一体のものとしました。

ダイニングの小さな心地良い空間

ダイニングの小さな心地良い空間、ヌック。 小ぶりの二人掛けソファと、アクセントの壁紙。 窓からの明かりと、庭のオリーブ。 コーヒーを片手に、本を読んだり音楽を聞いたり。 リビングのソファとはまた一味異なって、ちょっとひとやすみ、が楽しい空間です。 ソファの横にはお気に入りの本やお花を飾っていて、ダイニングテーブルから見ても心癒されます。

金木犀の木を眺めるダイニングテーブル

庭の植物を楽しめる窓際のヌックと、金木犀の木を眺めるダイニングテーブル。 「都会の小さな森の家」のダイニングテーブルの横の窓からは金木犀の木が見えます。 元気な木だったのですが、家を建てる時に足場などにも影響するので、バッサリ枝を落としました。 葉も僅かしか無い状態でしたが、先日訪問した時にはたくさん枝葉を伸ばしていました。 この金木犀の生命力を信じて、残して良かった。この木を眺める窓配置にして良かった、と思いました。 ダイニングに2人掛けサイズの小ぶりなソファがあるの

ヒノキの壁のお風呂でリラックスタイム

お風呂でのリラックスタイム。  「森を望む家」のお風呂の壁はやっぱり木がいい!ということで壁天井をヒノキのお風呂にしました。 浴槽や洗い場の床周りはお掃除しやすい、ハーフバスユニットを使いました。 仕事で疲れた日はオーバーヘッドシャワーを浴びたい…と設計中のある日に思った奥様。  そんな日々の暮らしのイメージから、お風呂のパーツも選んでいます。 森も眺められる浴室です。

リビングダイニングの飾れる収納棚

リノベーション前は部屋を2室に分ける位置にあった柱。空間を広く使うために部屋の間仕切りをなくして、広々としたリビングダイニングキッチンにしました。 「フレンチナチュラルスタイルの家」のLDKは広々とした一体の空間ですが、大きな柱が中央に。 この柱を敢えて活かして、柱周りに収納家具をつくりました。 ダイニングとキッチンの間にあるので、ちょうど家族が頻繁に使うものを片付けたり、カウンター上にお花を飾ったりできます。 床はナチュラルなパインの無垢フローリング、壁は白いシラス壁

アイアンのカーテンホルダーが使いたい!!

アイアンのカーテンホルダーが使いたい!! 「フレンチナチュラルスタイルの家」の設計初期、頂いた要望とイメージ写真の中にあったのがこのカーテンホルダーでした。 リノベーションで窓サイズは変えない予定だったので、使えるところは限られたのですが、いつも過ごす空間で、このカーテンホルダーを使えるように住まいをデザインしています。 このような小さなパーツから家づくりのイメージを集めても良いのです。女性は全体像を掴むより、お気に入りの小さなパーツ(照明やドアハンドル、色や素材など)か

家の顔となるキッチン

キッチンが住まいの顔になる。吹抜けを介して2階の個室群と繋がる「岡山の家」のリビングダイニング。 玄関からリビングダイニングに入ると吹抜けのある大きな空間の正面にキッチンがあります。 まさに、家の顔です。 東西に長い、という恵まれた敷地を活かしてデザインしたこのお住まい。 ゆったりとしたリビングダイニング空間に、上品な濃茶色のシナフラッシュの扉、人工大理石のカウンターとシンク、レンジフードが白いキッチンが空間を引き締めます。 これだけオープンなキッチンなので、背面の収納と

シンプルなドアが、ちょっと特別な存在になる。

洗面所の引戸に設けた小さな小窓。 小花のような模様の、アンティーク風の装飾ガラスです。 「柚子の実る家」ではオリジナルのステンドグラス照明を作っていますが、扉に入れるガラスにもこのような装飾ガラス(ステンドグラス)を使っています。 透明で模様が入ったものもいろいろありますよ! 奥さまとガラス屋さんを見学し、ステンドグラス照明に使うガラスやこの小窓のガラスを一緒に選びました。 家づくりの「好きなもの探し」をしている中で、少しずつ自分の好みも見えてくるものです。 もちろんわ

シンボルツリーのあるエントランス

お庭の手入れは大変だけど、少しだけガーデニングも楽しみたい。 共働き家庭には草むしりやお庭(家の前庭)のお掃除は結構負担になりますものね。 そこで、エクステリアデザインとしてはきわめてシンプルに。ヒンプンのような白いコンクリートブロック塀を中央に設け、少し回るような階段で玄関へアプローチするようなデザインとしました。 ポイントは白い塀の前のシンボルツリー、ハナミズキ。 アプローチの横と、シンボルツリーの足元は親子でお花を植えるのを楽しめるスペースです。

好みを引き出すいえづくり

住まいのこだわりなんて、そんなに意識しなくてもオリジナリティ溢れる住まいは作れます。 みゆう設計室に家づくりの相談に来られるお客さまは、好みのテイストを明確に持っているご家族と、全く好みがわからないというご家族とがほぼ半数にわかれます。 好みのテイストがある場合はそれを活かし、あまり無い場合は好みを引き出すのが設計者の腕の見せどころです。 住宅の設計には時間がかかるので、その設計期間に打ち合わせを重ね、少しずつ好みを引き出すことも可能です。 ほとんどデザインをお任せし

リノベーションは何のためにしたいのか

古い家の水回りをリノベーションするとき、メンテナンスやお掃除のしやすさを考えると汚れにくく凹凸や目地、継目の少ない素材を選ぶと良いのですが、家の心地よさを考えると便利な新建材を選ばない方が良いこともあります。 リフォーム会社さんに提案してもらったトイレの改修案は、ビニールクロスの壁にクッションフロアの床。きれいになるはずなのに、どこか納得がいかないというご相談からスタートしました。 もともとこのお住まいは作りもよく、壁は左官壁。 そういう雰囲気が好きだからこそ、ビニールク

インテリアのアクセントとなる装飾ガラスの小窓

「柚子の実る家」の子ども部屋にはリビングへの吹抜に繋がる小窓があります。 将来的にリビングダイニングに薪ストーブを入れる予定なのですが、その煙突が通る吹き抜けを設けています。 煙突と吹抜けから2階にも熱がいきわたるように。 ただ個室の場合は寒い、暑いの影響に繋がるので開閉可能な小窓を設けました。 小窓がインテリアのアクセントになるように、取手はアンティーク風のものを使用し、ガラスは装飾ガラスを入れています。 小さな泡のようなガラスはやわらかい印象で、ガラスの向こう側がう