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20回以上ワーケーションをした私が改めて感じるワーケーションってなんだっけ。

この記事は、2021年8月に下書きに保存したまま、寝かせていた記事です。
作成当時のまま、公開します。

みなさん、大変ご無沙汰をしています!
札幌市で子連れワーケーションで利用できる用の託児常設コワーキングスペース La Saludを運営していました新岡唯です!

今年7月末に、La Saludは閉店となり。
現在は、広報のお仕事や人事の仕事、事業開発のお仕事をなどを会社として請け、お仕事をさせていただきながら、北海道の各自治体や観光協会さんのワーケーションのプランニングやPoC、実証実験のお手伝いをさせていただいています。

なんとか、創業目的のワーケーション支援という点で、事業を展開できているのは、色んな方々の支援があってこそで、本当に感謝感謝の日々です。
いつも本当にありがとうございます。

やればやるほど、わからなくなるワーケーション

ワーケーションで起業するぞー!!と言ってから、20回以上いろんな土地でワーケーションをしてきました。子連れで行ったワーケーションもあれば、一人でのワーケーションもあります。北海道内の観光地はもちろんのこと、道外でも数を重ねていく中で、わからなくなってきたことがあります。

それは、「ワーケーションってなんなんだっけ?」という事。

私のような、個人事業に近い自営業者は基本24時間365日、
メールやSlack、電話対応など仕事をいつでもどこでもするのが当たり前で、家族旅行をしていたとしても、夜、子どもや夫が寝静まった後に仕事をしたり、遊園地に遊びに行ってるときでも、乗り物待ちの列に並んでいる間など、どんなときでも仕事をすることができます。待ち時間ってとても最適な仕事時間ですよね(笑)

なので、あえてワーケーション!と言わずしても
すきま時間さえあれば、そしてまとまった作業時間さえあれば
仕事ができてしまうのが、私のような働き方の人間なんじゃないかな。と改めて思うんです。

となると。です。
「ワーケーションって、あえて言ってるけど、普通の旅行と何ら変わんないじゃん。」とか「ただの旅行との違いってなんだっけ?」って考え出してしまうのですが、そうなるときりがない訳ですよね(苦笑)

そんな私が「ワーケーションやるぞー!」って
旗をフリフリ。各都道府県、道内市町村、そしてワーケーションができそうな企業さんを回らせていただいていて、「ワーケーションってこういうもんですー」「子連れワーケーション!ぜひ誘致しましょう!」なんて説明して歩いている訳ですが、今、『国が推し進めようとしているワーケーション』と、『私が理想として描くワーケーション』って同じなのか。でいくと、全くもってそうじゃない気がしてきたんです。

私が子連れワーケーションをしたかった理由

単身でのワーケーション、ワンオペ子連れでのワーケーション、家族でのファーケーション、複数家族合同のワーケーション。

いろんなワーケーションをこの5年間で体験してきたのですが、それぞれ良い点と「うーむ」と思うことがあります。(ほんとに一長一短)

そして、それぞれの工程を作るときに、どんな形であったとしても、自分が子ども連れていく、もしくは同行者やワーケーションを希望する方にお子さんがいらっしゃる場合、大事にしていることはなんだろうなー。と改めて考えると、私はいつも「学び」に重点を置いているなと、改めて感じるのです。

その土地ならではの学びを、
子どもの好奇心でどんどん学び進める環境を作ることを
とにかく大事に企画をしています。

そもそも、どうして子連れワーケーションが良いと思ったのか
子連れワーケーションを北海道でやりたい!と思ったのか。

それもすべて、私の中で「教育」には「原体験」が大事だと思っていて、北海道ではそういった体験を作ることができる。という風に思ったから。というのが一番の理由だと思います。

雄大な自然があり、空について、宇宙について、自然について、天気について、そして動物について、生きるということについて、どんなことでも学ぼうと思えば学びのコンテンツを作ることができます。

アイヌ民族という先住民族が居て、文化が継承されたり、
教科書で学ぶ日本史とは違う歴史が、北海道には残っていたりします。

こういった、無限にあるコンテンツを活用して、
子どもたちの興味のあるコンテンツを、自ら学びたくなるように体験を作っていくことで、より子どもたちは自分の「学びたいという意欲のもと」学びを深めることができるのではないか。「子連れワーケーション」として、各地に親と一緒に行くことで、得られるものが増えるのではないか。と思っていたのです。

コワーケーションと旅育と

最近になって、ワーケーション界隈で新しい言葉が出てきました。
1つ目はコワーケーション。

日本で一番最初にコワーキングスペースを作った
カフーツの伊藤さん(@kanzan10to9)が、2016年に掲げていたものです。

Coworkationは、数名でグループを作って一緒にどこかに移動して一緒に仕事する(つまり、コワーキングする)、でそこに長期間滞在するのでいっそ休暇も皆で一緒に愉しんでしまう、なので、「Co-Work-ation」というわけです。(伊藤さんの記事より)

2016年に伊藤さんが提唱してるということは、「新しいもなんもないだろう。」っていう感じなのですが、、、すごく良いと思いませんか。

そしてもう一つが旅育です。これは新しい言葉ではなくずっとあったものですが、最近気づいたのが「子連れワーケーションで私が大事にしたり、感じていた子どもたちの学びって、旅育で効果があるとされていることだったり、大事にしてることじゃん。」

東洋大学の森下晶美教授は、旅行マーケーティングを専門に研究されている方です。森下先生は「旅育」を「旅は人間性の成長を促すとする考え方で、旅によって得られる知識や興味・価値観の広がり、共感力を人の成長に役立てようとするもの」と定義した上で、下記3つの要素を満たす必要があると言っています。

1. 旅の体験(異文化・非日常体験、旅先での交流など)
2. 人との時間共有(家族・友人との共通体験、想い出づくり、日常と比較した共有時間の長さなど)
3. 旅を素材とした教育(職業教育、郷土教育、地理・歴史教育、国際化教育など)(引用元:日本国際観光学会|“旅育”の現状と定義を考える)

確かに。。。と感じることが、複数家族での子連れワーケーションと、我が家だけでの子連れワーケーションの比較で実は起きていたりするんです。

結局、子どもは子どもたちだけで交流したり遊んだりしたほうが、楽しいし、お互いに成長できる(こともある)。

そうなると、コワーケーションと、旅育が掛け合わさると、
より良い体験を、子どもたちや地域に生み出すことができると、感じたのですが、皆さんはどう感じられますか??

子供連れでのワーケーション。
とても奥深く、学びになること、考えることが日々たくさんです。

引き続き、事業化に向けて頑張って参りますので、
引き続きよろしくお願いします!!


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