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川辺にて

同棲生活の何もかもが嫌になって
眠れなかったので
強制的にセロトニンを作りに
朝散歩に来た。

今は川辺に座り込んでこれを書いている。

結局のところ私は自分よりも相手のことを愛することが出来なかったんだなと思った。

愛を伝えたら同じだけ愛が欲しいし
思いやりには思いやりで返して欲しい

それが無いと一緒に居る意味が分からなくなった。

エネルギーをただ搾取されていると感じるようになった。
与えることが私のエネルギーにならなかった。

人生において、一番求めているものは何かって聞かれたら
自由なのかもしれないと思った。

好きな時に好きな音楽を聴いて
好きな時に長風呂をして
好きな時にご飯を食べ
好きな時に部屋を模様替えする

それが私のいちばんに求める幸せなのかもしれない

今の生活は、彼が主人公で、私は脇役として彼の人生を盛り立てている存在とまでも思う。

伝えたことはあった。
家事をもう少しして欲しいということや
朝起きた時、夜寝る前は挨拶をしたいということとか。
でも彼なりの理論があって、それは叶えられなかった。

小さな要望も、一つずつ否定され、そのうち要望を口にしなくなっていた。
言っても叶わないから、口にするほうが悲しくなるから、
そんな風に思うようになった。

彼もきっと自分よりも私のことを愛せなかったのだ。

私たちは陣取り合戦に必死で、お互いのことなんて何ひとつ見えてない。

そこまで分かっていても、ここから動くのが怖い。

どうしようもない。

セロトニンでは救えない。

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