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「みよたのスプリングキャンプ 〜カフェを立ち上げる実践の1週間〜」参加者募集!

みよたの広場では、3/18(月)〜3/24(日)の1週間、「カフェの立ち上げ」をテーマとしたプログラムを実施します。対象は、日本全国もしくは全世界にいる25歳以下の方はどなたでも。春休み後半の1週間、御代田町にあるみよたの広場をフィールドに、私たちとカフェの立ち上げに挑戦しましょう!

以下、プログラムへの思いや詳細です。ご応募お待ちしています。


みよたの広場はどんな場所?

みよたの広場は、長野県北佐久郡御代田町にある、民間で運営している公園のような場所です。日本財団「子ども第三の居場所」事業の助成をうけ、2022年8月に運営を開始。「居場所をつくる」「共有と循環をうながす」「森とつながる」など、広場が目指している方向性と、そこに向かうための考え方や価値観をまとめた「みよたの広場が大切にしていること」を中心におき、試行錯誤しながら運営を続けてきました。おかげさまで、子どもをはじめ地域のさまざまな方々に関わっていただき、多くの方々に楽しんでもらえる場所に育ってきました。

広場が目指すことの1つに「コモンズになる」というものがあります。コモンズとは、一般的には「共有で使用・管理する土地」や「地域や特定のグループにおいて共有される財」とされていますが、広場ではこれを「みんなの共有リソース」と捉えています。
近隣に住む人々にとって、暮らしを営むための様々なリソース(自然資源や道具など)が、ここにくるとある。広場が循環の拠点となることで、誰かのいらなくなったものが、価値あるものとして他の誰かの手に渡っていく。行政に提供されるでも、お金と交換するでもなく、広場があることで暮らしが豊かになっていくような、そんな場所になりたいと考えています。

昨年8月には、「コモンズ」を学び実践する一週間、としてサマーキャンププログラムを実施。若い人たちの力を借りて、コモンズとなるための環境づくりに取り組みました。

地域の方が持て余した大量の丸太を持ち込んでいただいた事例。
みんなで玉切りして薪に加工する。コモンズとして、広場の中で誰でも自由に利用できる


カフェを立ち上げたい!

認知も広がり、少しずつコモンズになりはじめた広場。今年気合いを入れて取り組みたいテーマは、カフェの立ち上げです。これまでは、広場のキッチンカーを貸し出して、カフェの運営を委託していましたが、今年は広場としてカフェの運営に挑戦したいと考えています。広場が目指すカフェは、コモンズとしての広場を支える土台のような存在です。

・誰かが広場にはじめてくるきっかけとなり、
・広場のことを深く知るきっかけとなり、
・誰かと仲良くなるきっかけとなり、
・広場の運営に関わるきっかけとなる

単に収益性を求めたり、インスタ映えによる集客を求めるカフェではなく、人と人とがゆるやかにつながり、互いに支え合う関係性が育まれていくようなカフェを目指したいと考えています。

その先に目指すのは、「広場のゼロコスト運営」です。
現在、広場では日本財団からの助成金を活用して専任スタッフを配置していますが、2025年3月にはその原資となる助成金がなくなります。助成がなくなった分をなんとか稼ぎ、専任スタッフを維持する、という考え方もありますが、広場が目指す姿は違います。広場を利用する人や応援してくれる人の少しずつの力が集まり、存続していく形。みんなで運営する、みんなの広場になることを目指したいと考えています。
土地代や光熱費などはかかるため、厳密にはゼロコストではありませんが、広場の応援してくれる住民主体でメンテナンスがされ続ける、カフェスタッフが子どもを見守る役割も担うなど、専任スタッフを置かなくても運営できる形を模索していきます。

広場を支えるコミュニティを生み出す意味でも、子どもを見守る役割を担う意味でも、カフェはなくてはならない存在と考えています。そんな重要な役割を担うカフェを、これからの社会をつくっていく若い人たちとともに、考え、挑戦したい、という思いで本プロジェクトを企画しました。


プログラムについて

日程
2024年3月18日(月)〜3月24日(日)

場所
長野県御代田町と近隣地域

参加者のミッション
対話セッションを通じて、カフェのコンセプトを立案する
・コンセプトを体現するメニュー、仕組み、運営スタイルを開発し、3/23土曜にお披露目する

プログラム内容
本プログラムでは、広場の状況を学ぶところから、コンセプトづくり、具体的な施策に落とし込むまでを1週間で実践していただきます。プログラムには、御代田周辺の地域で活躍する起業家をゲストにお招きしたトークセッション、ディナーセッションもあります。また、コンセプト検証の予算枠を設けており、最終日のお披露目カフェのために使用することができます。

・対話セッション(カフェ経営者、広場に主体的に関わっている住民)
・毎朝のモーニングミーティング
・周辺カフェのリサーチ、ヒアリングなど
・広場の運営の実践
・ディナーセッション
・カフェのコンセプトづくり
・お披露目カフェの企画、運営(予算最大15万円)

サマーキャンプ朝会の様子
サマーキャンプディナーセッションの様子

スケジュール


対話セッションのゲスト

カフェのコンセプトを考えるヒントになる対話セッションを2つ準備しました。
初日の対話セッションでは、隣町の佐久市で地域プロジェクトを推進するための超まちづくり拠点「TonaRide(トナリデ)」にお邪魔し、地域を巻き込んだ場の運営のあり方などについて対話を深めます。
2日目の対話セッションでは、みよたの広場の運営に主体的に参加してくださっている住民代表として、橋本さんにお話を伺います。

柳澤拓道
超まちづくり会社MoSAKU 代表取締役

UR都市機構や国土交通省に勤務したのち、2020年から佐久地域を中心に”自分を主語に取り戻す”をテーマにした「超まちづくり」の活動を始める。
コワーキングスペース「ワークテラス佐久」、JR中込駅構内「TonaRide」を運営。クラフトコーラ「浅間コーラ」をプロデュース。浅間山麓の地域資源と音楽アートを掛け合わせた「Sakk Porano」を主宰し、チェロ演奏による音楽活動も続けている。東京大学文学部卒(社会学)、政策研究大学院大学修了(公共政策)。

橋本大吾
一般社団法人りぷらす代表理事

一般社団法人りぷらす代表理事|理学療法士|両立支援コーディネーター|健康経営アドバイザー|国際リハビリテーション研究会|NPO法人まんまるママいわて理事|みよたの広場友の会
東日本大震災後にリハビリテーション専門職の支援団体を設立し、埼玉県から宮城県石巻市に移住し起業。2022年より長野県御代田町へ。
人と家族と組織の健康づくりを生業にしながら、パートナーシップや共同体のあり方について探求中。

ディナーセッションゲスト

3日目の夜には、御代田周辺に住む起業家をお招きしたディナーセッションを準備しています。カフェコンセプトの中間報告に対してフィードバックやコンセプトブラッシュアップのディスカッションを行います。

家入一真
株式会社CAMPFIRE 代表取締役

中学校で不登校・引きこもりを経て2003年、paperboy&co.(現GMOペパボ)を福岡で創業、2008年、JASDAQに市場最年少で上場。2011年、CAMPFIREを創業。2012年、BASEを共同創業、2019年に東証マザーズに上場。2021年、Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング 2021」第3位に選出。他にも、N高起業部顧問や現代の駆け込み寺「リバ邸」などの居場所づくりも行っている。

内沼晋太郎
NUMABOOKS代表

1980年生まれ。一橋大学商学部卒。NUMABOOKS代表、ブック・コーディネーター。株式会社バリューブックス取締役。2012年にビールが飲めて毎日イベントを開催する新刊書店「本屋B&B」を、2017年に出版社「NUMABOOKS出版部」を、2020年に日記専門店「日記屋 月日」をそれぞれ開業。また、東京・下北沢「BONUS TRACK」の運営を行う株式会社散歩社の取締役もつとめる。著書に『これからの本屋読本』(NHK出版)『本の未来を探す旅 台北』『本の未来を探す旅 ソウル』『本の逆襲』(朝日出版社)などがある。現在、東京・下北沢と長野・御代田の二拠点生活。二児の父。

募集人数
最大 6名

参加費
10,000円
※現地での滞在費を含む。ただし、現場までの交通費・食費などは自己負担となります。
※車で来れる方、歓迎します。
※宿泊場所は御代田町内のシェアハウスとなります。

応募資格
プログラム期間全日参加できる、応募締切時点で満25歳未満の人。国籍、学歴、経歴は問いません。
※未成年の方は親の同意書が必要となります。

応募方法
以下のフォームよりご自身の情報とエントリーエッセイを提出ください。書類選考と、必要な場合はzoom面談を行います。【応募締切:2024年3月8日(金)24:00】


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