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3月議会、招集あいさつです

5日に開会し、現在も委員会で予算審議が続いている今3月議会。初日にいたした招集あいさつの全文を掲載します。今後1年間の町政の行方がザックリとお分かりいただけると思います。30分余りと長時間となりましたが、本来予算議会の招集あいさつはこのくらいのボリュームがあっていいと思います。

では、どうぞ。


令和3年第1回 御代田町議会定例会の招集にあたって
令和3年3月5日
御代田町長 小園拓志

議員の皆様には、年度末を迎えて何かとお忙しい時期にもかかわらずご出席を賜り、令和3年第1回 御代田町議会定例会が開会できますことに、心から感謝を申し上げます。

 また、今回久しぶりに傍聴席は一般の方もお入りいただけることとなりました。テレビでご覧になるのももちろんいいのですが、傍聴席にも足をお運びいただけますと幸いです。

 年末年始になって全国的に新規陽性者が爆発的に増加しはじめた第3波の影響が当町においても見られるようになり、昨年12月には4例、年が明けて1月には21例が確認されました。いわゆる第2波の最中であった昨年8月5日に当町の1例目が確認されてから、これまでに28例が確認されていますが、幸いにも1月20日の確認が最後となっています。
 連日連夜、第一線で闘っておられる医療従事者の皆様をはじめ、人との接触機会の低減や県外への往来自粛等に現在もご協力いただいている町民の皆様、また、感染防止対策の徹底にご協力いただいている飲食店をはじめとする事業者の皆様など、すべての皆様に改めて感謝いたします。本当にありがとうございます。今後も「新たな日常生活」の定着と、人権に配慮した冷静な行動について、引き続きご協力をお願い申し上げます。

○ 新型コロナウイルス感染症ワクチン接種体制の進捗状況について
 現在、65歳以上の高齢者への接種開始に向けて準備を進めています。集団接種をエコールみよたのあつもりホールを中心に実施することを決定しております。個別接種についても町内で実施していただけるよう調整を進めています。
 世間では集団接種か、個別接種か、というところが議論されがちですが、そのほかにも重要なケースがあります。主に3点について検討しております。第一に、ご自宅で介護を受けているなど外出できない場合は、主治医の訪問診療による接種ができないか。第二に、入院中の場合は、入院先医療機関での接種ができないか。第三に、高齢者施設等に入所されている場合は、入所施設内で嘱託医による接種ができないか。この3点について、関係機関との調整を続けてまいります。
 接種の予約は電話又はWEBで受け付けることとし、ワクチン到着日などの日程が決まり次第、予約が開始できるよう、こちらも着々と準備を進めているところです。高齢者への接種は概ね2か月以内で実施し、引き続き基礎疾患のある方に、次に60歳以上65歳未満の方に、その次に一般の方への接種というように、順次移行する予定となっています。
 政府としてもまだまだ走っている最中、未だ不確定な要素が非常に多く、只今申し上げました事項はあくまでも現時点における予定です。今後も政府の決定に併せて町内医療機関等との調整を続け、その都度最善の方法へと見直しながら、ワクチンが配分された際に遅滞なく接種を進められるよう、入念に準備をいたします。できる限り早期に免疫の獲得者が増え、町民の皆さまが安心して生活できるよう、全庁態勢で最優先課題として準備を進めているところです。

〇 「飲食業・宿泊業者向けみよたん給付金」について
 長野県は、感染症警戒レベル5(特別警報Ⅱ)を発出した小諸市、佐久市、軽井沢町及び当町などに対する「特別警報Ⅱ発出市町村飲食業等支援交付金」を新設しました。
 この県交付金を活用し、会食自粛などにより経営に大きな影響を受けている町内の飲食業及び宿泊業者に対する町独自の支援策として「飲食業・宿泊業者向けみよたん給付金」を実施することとしました。給付額は1事業者当たり30万円で、対象は120者を見込んでいます。既に先月22日から申請書の受付を開始し、今月2日現在で54件受理しています。申請期限は今月19日までとしていますので、対象となる事業者様は、お早めに申請手続をお願いいたします。

〇 小・中学校給食費無償化の本格実施について
 新型コロナウイルス感染症の影響による保護者の経済的な負担を緩和するため、一刻も早く給食費の無償化に着手することが必要と考え、昨年5月の臨時議会において当該予算の議決をいただき、昨年7月から町内の小中学校に通う児童生徒を対象として、暫定的に給食費を無償としました。
 給食費の無償化は私の理念であり、選挙公約でもあります。子どもたちが小学生・中学生へと大きく成長していく過程において、町として心身ともに健やかな成長を支援していくことは不可欠です。
 また、給食費の無償化によって生まれる家計の余裕を子どもたちに投資していただくことにより、その効果は何倍にもなって町に返ってくるものと確信していますので、来年度以降は給食費の無償化を本格実施いたします。

〇 今後3カ年の介護保険料について
 現在、当町の介護保険料基準月額は4,610円となっており、県内で2番目に低い金額です。介護保険料は、介護保険事業計画の策定に合わせて3年毎に見直すこととされており、令和3年度から令和5年度までの第8期の介護保険料を試算したところ、高齢化に伴う介護給付費の増加が見込まれることから、基準月額は5,300円程度が必要という結果になりました。
 当町は、できる限り被保険者の皆様の負担を軽減し、安心して生活できる基盤を整えることで皆様の生活を支援したいと考えており、お互いに支え合うという御代田町介護保険事業計画の基本理念に基づき、御代田町介護保険基金を活用することと、人件費の一部を一般会計で負担することにより、来年度からの3年間の基準月額を4,610円に据え置くことといたしました。
 これにより、予定通り引き上げた場合と比較し、基準月額でお支払いいただいているかたで年間8000円ほど、最高額で年間14000円ほどの負担軽減となります。

〇 公共施設、街路灯、防犯灯等のLED化推進について
 昨年12月に水銀汚濁防止法が施行され、国内照明器具メーカーが蛍光灯や水銀灯器具の製造を終了しました。今後、公共施設や防犯灯などのLED化は必須となります。特に防犯灯のLED化は、町と各区が負担する電気料や修繕費、ランプの球切れの頻度が高いことによる各区役員の皆さんの労力をいずれも削減することに大きな効果がありますが、事業費の確保が課題となって、これまではなかなか進みませんでした。
 私といたしましては、世間のLED化に関する流れ、コストや町民の労力の削減を考え、新年度から3年程度をかけて集中的に町内のLED化を進めるべく指示を出し、検討を進めてきてもらいました。
 当初は、小学校、ハートピアみよた等のLED化を先行し、各区が管理する防犯灯は3年間、各年度均等にLED化を進める考えで、いずれも器材を一括購入する予定でした。このプランでも、一度に大きな費用はかかるものの長期的にランニングコストが大きく圧縮されるため、ふるさと納税と町債を財源として実行できるという考えでした。しかし、副町長を中心に検討を進めていく中で、副町長就任前の民間企業での経験から、LED化のコストはもっと抑えられるのではないかという検討が進み、特に最重要候補としていたメーカーにコスト面で有利な手法に関しご提案をお願いしました。すると、小中学校などの教育施設、保育園など10施設の工事費約5,800万円の削減効果に加え、10年間のランニングコストは約9,300万円の削減効果があることが分かりました。10年間のリース料は約8,100万円かかりますが、差し引きで約7,000万円の経費削減が期待できます。これまで町がかけてきたランニングコストの範囲内でLED化が実現することとなります。また、リースということは期間終了後一斉撤去となるかなとも心配するわけですが、今回の契約では、期間終了後そのまま所有権が町に移管される取り決めとなるため、実質的に町のものとなります。したがいまして、この提案を選択して来年度の予算に計上いたしました。
 今後、防犯灯や街路灯などの施設についても比較検討し、令和5年度までLED化促進事業に集中的に取り組んでまいります。

〇 タクシー利用助成券事業の拡充について
 高齢者及び障がい者の皆様にご利用いただいていますタクシー利用助成事業について、来年度から2点を改正します。
 1点目は、利用者の負担軽減を図るため、1枚400円の利用券を300円に値下げいたします。
 2点目は、「通院、買い物、公共施設及び金融機関等日常生活で必要とされるものに限る」という現行の利用目的制限を撤廃します。例え遊興目的の利用であっても、外出すること自体が精神的・身体的な健康保持に繋がり、その延長線上で医療費の抑制にも期待したいと考えていますので、公共交通施策の一環として、多くの皆様にご利用をお願いいたします。

〇 高齢者向け運転免許証自主返納促進事業の実施について
 運転に不安を感じている高齢者の運転免許証の自主返納を支援し、悲惨な交通事故を少しでも減らすことを目的として、来年度から新たに高齢者向け運転免許証自主返納促進事業を実施します。この事業は、満70歳以上で運転免許証を自主返納された方の申請に基づき、1,000円分のタクシー券を24枚交付するものです。

〇 養護対象児童等への応援金給付事業について
 こちらも、来年度から新たに「御代田町未来へつなぐ応援給付金事業」を実施します。
 この事業は、父母の死亡等により支援を必要としている子どもたちの学業、生活自立、就労等の一助とし、子どもたちの未来を応援するため、父母のない児童及び児童養護施設の入所者など社会的養護が必要な児童等を監護または養育している方に対して応援金を給付するものです。
 財源はふるさと納税を活用し、対象となる児童等の小・中学校入学時にそれぞれ5万円、高等学校等入学時に10万円、高等学校等卒業時に20万円を給付します。

〇 緑地公園管理の明確化について
 町内には、御代田町公園条例に規定している小規模な緑地公園が24箇所あります。その内、平和台区の公園2箇所、西軽井沢区の公園4箇所、向原区の公園5箇所は、各区と町がそれぞれ覚書を締結し、これまでは維持管理の全てを各区に委ねていました。
 近年、全国各地で公園遊具等の老朽化が起因して利用者が怪我をする事故が増えています。幸いにも当町ではそのような事故は発生していませんが、公園施設には安全基準が設けられており、基準に適合した修繕や施設の更新を行うことが管理者の義務とされています。平和台区からの要望を受け、これまでの取り決めをあらためて見直したところ、これまでの取り決めでは、とにかくすべてが区の負担によるとなっておりました。しかしながら、議員の皆様もご想像いただけると思いますが、現実的に考えると、公園遊具やフェンスの修繕、高所作業車が必要な高木の処理など経費も手間もかかる分野に関してまで区に丸ごとお願いするのは無理があります。
 これまでのあいまいな取り決めでは各区にご迷惑をお掛けすることが予測され、小規模な緑地公園管理の責任範囲を明確にしておく必要がありましたので、平和台区長以外に、西軽井沢区長、向原区長とも協議しました。協議の結果、町の責任として公園遊具やフェンスなどの付帯施設の修繕や高所作業車が必要な高木の処理など、ハードの部分は町が管理し、各区においては芝や植栽の管理、枝払いやごみ拾いなど、日常の維持管理を担っていただくこととしました。今後も、安全安心な緑地公園の管理に努めてまいります。

〇 ひらまつオーベルジュの開業について
 株式会社ひらまつにより、塩野苗畑にて準備が進められてきました高級オーベルジュ「THE HIRAMATSU軽井沢御代田」は、晴れて今月16日、開業の運びとなりました。関係の皆様のご努力によりこの日を迎えられますこと、率直に喜びを感じております。週末を中心に順調に予約が入っていると聞いております。町としましても、町内物産の積極的な利用や町内アクテビティとの連携などにおいて、オーベルジュの成功に向けてお願いや協力ができるものと思っております。当施設での食事は原則、宿泊者のためのものではありますが、株式会社ひらまつの地域密着の姿勢から、遠くない将来、地域の皆様への開放等も検討されるものと思います。引き続き皆様のご関心をお寄せいただき、これぞというお客様には「THE HIRAMATSU」へのご宿泊もお勧めいただけましたら幸いです。

〇 ふるさと納税による自主財源の確保について
 今年度は、年度当初に当町のふるさと納税情報を掲載するポータルサイトを増やしたものの、新型コロナウイルス感染症の経済に対する影響により、ポータルサイト単体ごとに見る限りふるさと納税の出足が鈍い傾向が出て、途中までは当初予算で皆様にお約束していた2億円到達が危ぶまれる状況でした。しかしながら、町による事業者への働きかけにより新たな返礼品の開発が進んだこと、9月後半からのふるさと納税の使い道をゲーム仕立てで公表していく専用サイト「みよたんクエスト」開設や、それに伴いTwitterで担当の地域振興係がふるさと納税アカウントを開設し連日発信を行うなど、地道かつ積極的な広報活動のおかげもあり、1月末現在で約2億1,176万円のご寄附をいただいております。ほぼ就任前の一昨年度が約4300万円、昨年度がその2.5倍の約1億900万円まで集めましたが、今年度はさらに2倍を超える2億2,000万円あたりで着地すると思われます。
 今後は、近く開業する「THE HIRAMATSU軽井沢御代田」の宿泊券も返礼品のラインナップに加えるなどさらに対策を強化し、新年度も引き続き、大勢の皆様から多くのご寄附をいただけるよう積極的に取り組み、町民の皆様に還元できるよう努めてまいります。議員の皆様方におかれましても、より一層のご協力をお願い申し上げます。

 さて、本定例会に提案しました案件は、専決処分事項の報告2件、人事案1件、規約案1件、事件案5件、条例案12件、当初予算案11件、補正予算案5件、報告事項1件、諮問1件の、計39件です。
 専決処分事項の報告は、2件とも「令和2年度 一般会計補正予算について」です。主に新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関わる経費の補正と、長野県が新型コロナウイルスの感染警戒レベル5(特別警報Ⅱ)を発出した市町村を対象として交付する「飲食業等支援交付金」に関わる経費及び4月25日に予定されている県選出参議院議員補欠選挙の準備に関わる経費の補正です。それぞれ、1月14日と2月5日に専決処分させていただいた旨を報告いたします。

 人事案は「御代田財産区管理会委員の選任について」です。今月31日をもって委員7名の任期4年が満了となりますので、新たな任期の委員選任について議会の同意をお願いいたします。

 規約案は「佐久広域連合規約の変更について」です。今月31日をもって佐久広域連合が運営する「血液保管事業」及び「食肉流通センター」を廃止すること等に伴う所要の規約変更について、構成11市町村それぞれの議会の議決をお願いするものです。

 事件案は5件です。1件目の「第5次御代田町長期振興計画基本構想の変更案について」は、来年度を初年度とし、令和7年度を目標年度とする後期基本計画の策定に当たり、その前提となる基本構想の変更について、議会の議決をお願いいたします。
 2件目から5件目は、「公共施設の指定管理者の指定について」です。塩野コミュニティセンター、ハートピアみよた、草越集会所、馬瀬口創作館など、八つの施設それぞれの指定期間が今月31日をもって満了となります。4月1日からの5年間についても、引き続き現行の団体を指定管理者に指定したいため、議会の議決をお願いいたします。

 条例案12件の主な理由は、長野県の統一方針や補助対象範囲の拡大に沿うもの、新型インフルエンザ等対策特別置法の一部改正によるもの、第8期介護保険事業計画に沿うもの、厚生労働省が定める各種基準の改定によるもの、消費税に関係する特別措置法に基づくもの等により、町条例に関連する事項について新規制定(1件)及び一部改正(11件)するものです。

 令和3年度の当初予算案11件は、第5次御代田町長期振興計画 後期基本計画の初年度として、この計画に掲げた事業を着実に推進するとともに、新型コロナウイルス感染症の影響により、税収をはじめとした自主財源の減少が避けられないことから、その他の財源確保に最大限の努力をすることとし、全庁的に経費の削減を図りながら、一般会計については前年度に続いて財政調整基金を繰り入れることなく編成することができました。

 一般会計の予算規模は64億427万円で、前年比3億5,852万円、5.9%の増加となっています。
 主な歳入では、町税全体で22億7,737万円を計上し、前年比9,513万円の減額となっています。個人町民税は概ね前年と同額の7億8,875万円、法人町民税は前年比8,544万円の減額で1億1,460万円を計上しました。
 固定資産税は、新型コロナウイルス感染症に係る中小企業等の家屋及び償却資産に対する課税標準の特例により、前年比1,181万円の減額で計上しました。この特例による減収分は、都市計画税の減収分と合わせて、「新型コロナウイルス感染症対策地方減収補填特別交付金」で補填されることとなっています。
 地方交付税は、法人町民税の減収分などを見込み、前年比9,160万円の増額となっています。
 国庫支出金は、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金7,334万円、コロナ対応地方創生臨時交付金8,684万円を計上したため、前年比2億3,524万円の増額となっており、町債は、臨時財政対策債を3億1,700万円と見込み、公共施設等適正管理推進事業債などの有利な町債を活用することとして1億1,940万円の増額となっています。

 歳出の主な事業は、令和5年度から都市再生整備計画事業を実施するため、立地適正化計画策定業務委託料789万円、都市再生整備計画策定業務委託料465万円を計上しました。
 また、新型コロナウイルス感染症対策として、ワクチン接種対策事業経費8,576万円、みよたんのお持ち帰り割引大作戦!の継続を予定して事業経費1,200万円、みよたんプレミアム付商品券事業経費9,900万円、経営健全化支援資金等利子補給金事業経費1,300万円を計上しました。
 このほか、向原橋など3橋の橋梁修繕事業、町道谷地沢大塚線及び町道七口線等の道路改良や道路修繕事業の実施をはじめ、社会資本整備総合交付金事業などの継続事業の実施を予定して1億7,642万円を計上し、議会のタブレット導入事業経費706万円、エコールみよたの空調機更新工事、文化財収蔵庫建設事業など新規事業の予算を計上しました。

 特別会計については、九つの特別会計の総額が37億6,855万円となり、前年比7,523万円、約2.0%の増額となっています。
 国民健康保険事業勘定特別会計及び介護保険事業勘定特別会計は、保険給付費などの増額により、それぞれ前年比5,094万円及び6,238万円の増額となりました。
 公共下水道事業特別会計は、ストックマネジメント計画策定業務が完了したことと、管路施設工事の減少などにより4,394万円の減額となっています。
 また、公営企業会計であります御代田小沼水道事業会計は、資本的支出である建設改良費が増加したため、前年比4,086万円の増額となっています。

 次に、令和2年度の補正予算案は5件です。一般会計補正予算案(第12号)は、歳入・歳出総額からそれぞれ1億6,923万円を減額し、合計83億4,553万円とするものです。
 歳入の主な内容は、個人町民税は4,434万円の増額となりますが、法人町民税は1億1,000万円の減額となるため、町税の合計では4,565万円の減額となります。
 また、新型コロナウイルスの影響により減少した地方消費税交付金など4税に対する減収補填債7,855万円を増額するとともに、事業費の確定により不用額を減額したため、財政調整基金からの繰入金が1億31万円の減額となりました。
 歳出の主な内容は、昨年12月に佐久平クリーンセンターが本格稼働したため、一般廃棄物処理委託料が2,292万円の減額、事業費の確定により道路橋梁費が3,717万円、消防費が1,777万円、それぞれ減額となりました。

 特別会計の補正予算案は4件です。国民健康保険事業勘定特別会計、介護保険事業勘定特別会計及び後期高齢者医療特別会計の3会計は、それぞれ保険給付費の増加により5,493万円の増額となり、公共下水道事業特別会計は、事業費の確定等により138万円の減額となりました。

 報告事項の1件は、「令和3年度 御代田町土地開発公社の事業計画と予算の報告について」です。旧鉄道用地の売却1件、654千円を予算計上し、2月17日に開催された理事会で承認されましたので報告いたします。

 諮問の1件は、「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」です。法務大臣から委嘱されている当町の人権擁護委員4名のうち1名の任期が満了となるため、新たな委員を推薦したいので、議会の意見を求めるものです。

 以上、概要を申し上げましたが、詳細につきましてはそれぞれ担当課長が説明いたしますのでご審議いただき、原案どおりのご採決をいただきますようお願いを申し上げまして、令和3年第1回 御代田町議会定例会招集のあいさつとさせていただきます。

以 上

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