タクシー利用助成、より使いやすくなります

長野県御代田町では、70歳以上の町民と、一定条件を満たした障害者の皆さんにタクシーの利用助成をしています。

現状では、役場窓口で、タクシーで使える利用券(額面1000円)を1枚当たり400円で販売しており、残りの600円分を町で負担しています。6枚ずつつづりになっており、年間最大48枚を購入、お使いいただけます。

4月からは、二つの点で使い勝手が向上します。

(1)自己負担分が1枚当たり400円から同300円になります

 タクシーの代金は、自分で車を所有することなどを考えると決して高すぎるわけではないとは思いますが、バスや電車などが利用できると仮定した場合と比較すると負担感が大きいとは思います。1000円が400円になっても高いと感じる町民も多いと思います。

 今回、自己負担の金額を400円から300円とし、皆さまの負担感を軽減したく思います。


(2)用途制限の撤廃

 負担の軽減は数字で分かりやすいですが、もしかしたらこちらの方が大きな変更点かもしれません。

 これまでは「通院、買物、公共施設及び金融機関の利用等、日常
生活で必要とされる目的」に制限しておりましたが、これを撤廃します。


 制度開始時には遊興目的はさすがに…という考え方が一般的だったのかもしれませんが、福祉に関する考え方も多様化が進んでおります。例えばご友人同士でお花見に出かけるとか、無尽に出席するとか、客観的には遊びであったとしても、高齢者のかたや障害者のかたの生活が社会に開かれたものであることが、ご健康の維持、増進に役立つのではないでしょうか。もともとこの用途制限には違和感をいただいていたので、今回、柔軟にしたいと思います。


これら負担額の軽減、用途制限の廃止により、本事業がより使いやすく、利用者の福祉向上につながるよう願っております。

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