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#MANIFESTO_IN_OSAKA レポ

November 9, 2022

それは、ライブが始まる前からの会場の一体感
正面の大画面モニターに映し出されたMVに合わせ、主人公の登場を今か今かと待ち構える大きな拍手のリズム
間違いなくメンバーに届いているよね
きっと舞台袖で、そのリズムに合わせて士気を高めていたに違いない
そう思うと、その時点でもう感動していた
MVが終わり、照明が落とされる
全てのエネルギーはその視線の先のステージへ
叙情的なVCRが映し出され、全ての始まりIntro:Walk the Lineが会場に響く
そして浮かび上がった7つのシルエット
湧き上がる、声にならない声
ただその瞬間を共にしたくて待ち続けた時間を思い胸が震える
7つのシルエットがステージの中央に集まり腰を落とす
流れるGiven-Takenのハープの音色
夢の時間は始まった
感動で胸がいっぱいのスタートから、ハードなパフォーマンスを数曲続け、荒い息遣いのまま始まるトーク
トークは基本的に日本語
そこに彼らの努力を垣間見る
そして、決められたシナリオではないと思われるやり取りもいくつかこなしていたようで、その先陣を切るのは長男のヒスンだったように思えた
ニキはメンバーに少し足りない言葉があればいつでも助けようという立ち位置に思われたけど、出過ぎることはなく、自然な流れを大切にしていた気がした
常に客席に視線を向けるジェイク
いつも一番に飛び跳ねながらステージの端まで走ってきたのはソンフン
いちばん日本語でトークを回そうとしていたのはジェイ
ソヌは客席のあちこちにハートを送り続け、ジョンウォンは誰よりも全体を見てバランスをとっていた
今回のこのステージの構成は、2年間の彼らの歩みと共にあるようだ
セットリストは日本ならではの組み立てになっていたようで、それもまた特別感を味わわせてくれた
熱いステージパフォーマンスが続く中、2階席のステージに近い1列目にいた私は、ふと会場後方を振り返り見た
ステージから見える景色がそこに広がっていた
全ての観客の瞳がステージに注がれて、エンジン棒の灯りはひとつひとつ輝いて、もちろんそこにスマホの灯りはない
これが日本の美しさだと
制限された声援、撮影禁止の会場
その制限を超えた世界がそこに広がっていて、この光景はメンバー全員の心に忘れられないものとして残ると確信できた
これは、大阪Day1の記録
ステージ最後に明らかに体調に変化が見られたソヌがいて、ラストの全員のあいさつを聞きながらいつしゃがみこんでしまうのかと心配だった
その夜体調が戻ったソヌがウィバースライブに現れ、心配かけてごめんなさいとの報告
そもそもそれは本人がいちばん辛いこと
そして、果てしない責務を背負う
でも、後悔ばかりを募らせて前を向かない選択は僕はしないんだという固い意志を届けてくれたんだと思って、安心した
これまで続けてきた努力や、体調不良で参加出来なかったパフォーマンスのいくつか、それを私たちは知っているからこそ、その前を向いていこうという意志は尊いものだと思った
少しサービスし過ぎじゃない?って、オンマエンジンは思ったけど(笑)
それを含めた全てが彼らの初めてのワールドツアーの歴史として確かに記憶されることになるのも事実だ
それは唯一無二で尊い
大阪Day1は、名古屋2日間よりもさらに進化していたみたいだし、大阪Day2はDay1よりまたさらに進化を遂げていたようだ。
とすると、横アリ2日間はまたきっと想像を超える世界が待っているんだろうな
彼らの歌詞より引用するなら日本公演の最終日に捧げたい
今日が私たち自身の世界の本当の始まりだ

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