NY考

私はニューヨークが好きです。田舎者っぽくて恥ずかしいけれど、ニューヨークに強い憧れを抱いているし、実際にニューヨークに行くと街を歩くだけでいい気持ちになる。
ニューヨークは、冬は極寒で、食事は不味いか高いかで、治安がいいわけでもなく、軒を連ねる店も東京とさほど変わらない。
それなのにニューヨークに憧れるのは何故なんだろう。
私は東京のど真ん中に住んでいます。アメリカでいえばマンハッタンです。5番街が銀座、ウォールストリートが丸の内ならば私の地元はブロードウェイといったところです。それでもニューヨークに憧れています。
東京とニューヨーク、何が違うか考えてみた。まず、言葉。あとは、道路が碁盤の目になっているところ、タクシーの色が全部黄色いところ、地下鉄が雑多な雰囲気なところ(整備されすぎていない)、電飾がやたら大きいところ、同じようなお店が軒を連ねているところ、コンビニがないところ、不便なところ。背の高い人が多い、新聞スタンドがある、道にベンチが多い、緑も多い、人種のるつぼ。あとはまあ、わりと町並みが古い。

それに対して日本は、コンビニめちゃ多い、制服姿の人間が多い、みんな基本髪がダークトーン、新しくてキレイな町並み、電車が発達しまくってて超便利、居酒屋多い、便利、百貨店や駅ビルなどの商業ビルがめちゃ多い、アニメ的な広告や看板が多い。

といったところかしら。うーん、やはり条件だけそろえると、日本に軍配があがりそうな結果です。しかし、ここまでそれぞれのイメージを挙げて、私なりの結論がでました!

日本は子供っぽいものがおおいから嫌なんだ!!!!

最後に挙げた、アニメ的なもの。私はどうしてもこの、アニメ的なもの文化に馴染めない。アニメ=子供のものというイメージが払拭しきれない。もちろんジブリは大好きだし、ドラゴンボールも全部読んだし、ファインディングニモは今見ても泣く。が!目が顔の面積の1/2を占めるような、それでいて目の中に星がいくつもちりばめられているような、髪の毛が全部で五束ぐらいしかないような、そんなアニメ画が街の至る所で自己主張をし、右を見ても左を見ても目に入ってくるような街は、洗練された大人の都市とはほど遠いもののように感じてしまうのです。

NYは(ヨーロッパも)、街が歴史を感じさせるとか、古き良きものを守っているとか言われますが、私は「大人の街」である点に惹き付けられていたんだなあ。日本は子供が消費の主役なんじゃないかと思うほど、罠が至る所にしかけられています。そして実際、女子高生がもてはやされるように、10代の若者がかなり贅沢に消費活動にいそしんでいる(ように見える)。

アメリカも、ヨーロッパも、学生の本分は勉強!という風潮が日本よりも根強く残っているんじゃないでしょうか。(ゴシップガールの世界を除く。あ、ゴシップガールはNYが舞台だった!)

まあ、なんの根拠もなくただ電車の中でふと思っただけなのですが、そんな理由で私はニューヨークが大好きです。

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