見出し画像

新月の夜

新月の夜は
願い事をすると叶うらしい。

そんなことを聞いたので、半信半疑ながら今日早速やってみた。

「願い事」と聞いてまず最初に出てきたのが「月収100万円」だった。
月収100万円が願い事だと聞いたら、頑張ったら到達できそうなレベルに今いるんだなと思われるかもしれないけれど・・・

今、私は仕事も退職して収入はもちろんゼロ。
おまけに妊娠後期にさしかかり、今から就職先を探したところですぐに産休育休をいただくことになるし、そもそも会社員になる気はサラサラない。
誰かに雇用される世界からはもう卒業すると決めた。

「旦那さんの稼ぎがいいのでは?」
今のところ、それにも当てはまらない。
職業は個人事業主、といえば聞こえがいいが、その実態は限りなくプータローに近い。

けれど、「もっと稼いできてよ!」なんて思ってはいない。
なぜなら、彼は、生きることを心から日々楽しんでいるから。
心で感じたことと常に対話している。
正直で嘘がつけなくて、とにかく優しい。
私はそんな彼を心から尊敬している。
これからも今まで通り人生を思い切り楽しんでほしいし、そんなあなたの横で私も勝手に幸せになろうと思う。

そもそも養ってもらいたいと思ってハナから結婚していない。
それよりも、私は私の力で収入を得たい。
その希望の額が「100万円」なのだ。理由はないけど、なんとなくキリがいいしね。

「夫婦ともに収入がないのならどうやって生活しているの?」

そう、今は貯金から切り崩して生活している。
当然のことながら、収入がないのだから減る一方である。

そういう状況になるとどうなるか?
得体の知れないおおきな不安が襲ってくる。
パートナーとふたりで不安に苛まれて呆然とする時もたくさんある。
「これから先、どうなっていくんかなぁ〜・・?」
でも、ふたりで話し合うと決まって結論はこうだ。

【不安からの選択ではなく希望を選択しよう】

不安があることも受け入れてその存在は認める。
「あぁ〜、不安な気持ちちゃん、また出てきたのね。まぁいいよ、そこにいても」と、無理やりかき消したり無かったことになどはしない。
そのうえで、「じゃあ希望は何かな?」とふたりで希望ちゃんを探す。
「そっか、お金を使うということは、それと引き換えに何かを得ているよね」と、そちらにも目を向ける。
そうなると「うん、私たち幸せだね〜」で一件落着。

難儀なことに短期間で不安ちゃんはまたわたしたちの前に現れるけれど、その度に希望ちゃんにもフォーカスする。
この作業を延々と繰り返しているのだ。
時々本気で挫けそうになり、「やっぱりこの世は甘くない・・・」なんて思いそうな日もあるけれど、「本当にそうか?私は自分の人生をeasyモード♡に切り替えたんだった!大丈夫、きっとなんとかなる♡」と改めて覚悟を定めている。

「ない」にばっかりフォーカスすると不安ちゃんが第二形態の不安大王に成長してしまうけれど、「ある」にフォーカスするとたちまちかわいい不安ちゃんに戻り、かわりに希望ちゃんが現れてきっとわたしたち夫婦に嬉しいサプライズを用意してくれるのだ。

そうゆうeasyモード♡に切り替えたんだから
頼んだよ、新月さん。


ありがとうございます♡ 喜んで受け取ります♡