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VAA

こんばんは。野球トレーナーの宮野です。
高校野球では2024年春からバットが新規格になりますね。新規格のバットとは一体どんなものか、、、

【低反発バット】
重量:900g以上
最大径:64mm
反発係数:規定なし
打球部の素材:現行より1mm厚い
打球速度:平均96.4%に抑えられた

という感じのようです。要するに細くなるから厚みが増して飛びにくいということですね。

低反発バット採用の経緯
・打高投低による投手の負担増加を軽減
・打者の技術向上
が主な理由として挙げられています。

金属バットではよく飛ぶ為に投手は変化球などを組み立てる必要があり結果として球数が増え、肩や肘への負担が増えていました。
最近導入された1週間に500球という制限と合わせてバットの見直しが行われたようです。

バットが変わると
なぜ打撃技術の向上が期待できるのか。
アメリカではBBCORという規格のバットが
採用されています。
これは反発係数が木製バットと同じになるように
作られています。
国際大会では近年木製バットが使用されているように上のステージに上がる時に木製バットで躓く人が少なからずいます。
そのため早いうちから対応できるようにと考えられています。
ちなみにアメリカでは怪我予防を目的として
BBCORは採用されました。

ここからが本題なのですが、
VAA(Vertical Attack Angle)という言葉を
ご存知でしょうか?
参考文献https://www.drivelinebaseball.com/2022/12/hitting-biomechanics-barrel-direction/


VAA(Vertical Attack Angle)

直訳は垂直迎え角です。
結論から言うとVAAが0〜10度になる
スイングの軌道がバットスピード、打球速度が速くなると報告にあります。

VBA(Vertical bat angle)


また、VBA(Vertical bat angle):垂直バット角は
80〜90度でスイングスピード、打球速度が速くなります。
つまり、いわゆるレベルスイングが良いという結論になります。

理想的スイング軌道を確保するドリルの一つとして
真横打ちの置きティーが最適です。
まずはアウトハイに設定して行っていくと
良いでしょう!!

長くなりましたが、新規格になる2024年春
打者が不利になる状況を打開するために
今から技術を磨いていきましょう!!

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