見出し画像

93 一番星 影山優佳の卒業

 8月31日を持って日向坂のトークアプリから影山優佳が卒業をした。新しい衣装になる時にそれに合わせトークアプリのメンバーのアイコンが新衣装になるのだが卒業発表していた彼女は前の衣装のままだった。その彼女のアイコンを見て、本当に卒業するんだなと実感すると共に寂しい思いがあったのを覚えている。そして昨日でそのアプリのアイコンから彼女がいなくなった。寂しさがさらに増した。

 結構前になるが、7月19日に行われた影山優佳の卒業セレモニーを配信でみた。本当は現地に行きたいと思ってたが、見事に抽選が外れ大人しく家で1人で見守った。

 セレモニー終盤に彼女はファンやメンバースタッフへの気持ちを書き記した便箋6枚になる感謝の手紙を読み上げた。その中で今でも印象に残っているのが、手紙の最後に「一番星とは、夕暮れに空を見上げて、あたながはじめて見ることができた星。認識した星です。あなたにとっての一番星なんですか?」とファンに語りかけ、続けて「あなたが方向や目標を見失ったときにパット辺りを照らせる、そんなあたたかい星になりたいです。」と彼女らしく豆知識を交えて最後のメッセージをくれたシーンだ。

 あなたにとっての一番星。何だかとっても考えさせられる言葉である。自分にとってのそれを答えろと言われると中々難しいが、私に取って日向坂だけで言えば影山優佳がその一番星だった。日向坂の中で初めて顔と名前を認識したのが彼女だから。シンプルに顔が、タイプというのもあったが「日向坂で会いましょう」という番組で健気に頑張る彼女を見てシンプルに応援したいと思った。その時はまだ「影山寝ろ」がトレンド入りするまでの存在になるとは予想していなかったが。

 その私の予想を綺麗に裏切り彼女は着々と自分の力を発揮していってその存在感を増していく。
サッカーW杯の効果もあって彼女が日向坂のファン以外の方達にも認識され始め、これからさらにグループで輝きを増し、センターになる日もあるんじゃないかと思っていた矢先に卒業が発表された。理由は色々あったと思うが、理由の一つに耳の感覚が鋭くて、ライブ時の大きな音などが辛くなかなか参加できないのが理由の一つだと彼女は言っていた。やっぱりアイドル活動においてライブに参加できないというのが辛いことなんだなと思った。

 卒業の発表はすごく寂しかったが、だからこそ人生で初めて好きになったアイドルの最後の姿は目に焼き付けたいと思い卒業セレモニーをみた。そのセレモニーで彼女は耳が辛いはずだけども、それを何とか調整しながらステージに立ち彼女のラストアイドル姿を見せてくれた。私の中での日向坂の一番星は、本当に星のようにキラキラ輝いててシンプルに感動した。

 彼女のおかげで今ではメンバーの名前が全員言えるくらい日向坂のことが好きになっている。今まで全く自分の中になかった引き出しを彼女が作ってくれたと思うと、最高の一番星を見つけたと思っている。

 でも日向坂を卒業しただけで、今のところ彼女は芸能界に残るみたいなので今後も活動を応援していきたいと思う。その星をしっかりと最後まで見届けたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?