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極意・ランニングアプローチ(「ゴルフ侍道場 #5」)

先日は、ゴルフ道を極めるようとするための修験者二人のうち、新原さんの修行の進捗状況を確認しました。

新原さんの修行状況は下記の過去記事をご覧ください。

今回は、もう一人の修験者・串間さんのチェックです。
(修業開始から2ヶ月経過後のレポートです)

セパレートスイングの完成度チェック

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串間さんに前回与えられた課題は

振りすぎてしまうのでスイングの途中に止めるということを目標にして打つ

これを自分で意識しながらやってもなかなかうまくいかないらしく、要するにドツボに嵌っているようです。なので、ここで再び鬼の井野茂樹コーチ(フェニックスゴルフアカデミー所属)に完成度の度合いをチェックしてもらいます。

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井野コーチ曰く、串間さんの印象は

「あんまり触らなくてもいいかなという第一印象ありましたよね。でもその中でも、再現性が高くなるためにとか、リズムのテンポが一定になりやすくするために、セパレートスイングとか言って、止めるスイングを教えたような気がします」

で、2ヶ月経った串間さんのスイングは

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と、コーチも感心する感じのようです。

セパレートスイング(一回止めてスイングする練習)は

「トップに行くまでにある程度自分の体が回っているか、あとは右に自分のウェイトが乗っていること、あとは前傾をキープしながらトップを作ること、そういったこと1つ1つを確認しながらスイングをしっかり最後まで行う」

というところに効果的な練習だそうですが、修験者の串間さんは

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ということで、まるまる前回のおさらい(もう一度同じアドバイスを復習する) から始まっております(汗)。

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しかし、井野コーチ曰く「ここを絶対にスルーしない、丁寧にやっていくことこそが本当に大事なこと」だそうです。

ただ、バニー監督は違います。

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これはコレ、それはソレとして、「ゴルじゃん的にはステップアップに進みたいんですよ」と次の課題を課そうとするバニー監督、串間さんに対して

「何か自分で克服したいところはないですか?」

との質問に

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「アプローチが下手なので、是非とも教えていただきたい」
とのことだったので、場所を変えて別のレッスンを行うことに。

ランニングアプローチをフェニックスメソッド流に伝授

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フェニックスゴルフアカデミーには、フェニックスカントリークラブと同じコンディションに整えられたパッティングエリアがあります。

普段はここでのアプローチはできませんが、インストラクターがついてて、アプローチのレッスンを受けたい時などはここで指導したりするそうです。

串間さんの願いにより、井野コーチの指導のもと、ここでアプローチのレッスンを行いますが、ここで井野コーチのフェニックスメソッドが炸裂します!

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「アプローチを2つにわけると、転がすアプローチ(ランニングアプローチ)、それとピッチ&ラン、この2種類があります。今日は基本中の基本、ランニングアプローチをメインでちょっとやってみましょう」

クラブは「PW」をつかいますが、これ1本でやるのではなく、5本ぐらい使い分けるようになるのがベストだそうです。

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では、なぜ今日は「PW」を使うのか、それは「PW」が5本のクラブのうちのちょうど真ん中に位置するからです。

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「真ん中の距離さえわかれば、前後二番手の距離って大体見当がつきます。なので、今日はベースを作るので「PW」でやりますよと考えてもらえればいいです」

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「ボールのポジションは、この縦の線のスティックのちょっと離したところ」

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「7番の構え方をすると、こんな感じでフルショットの形になってきますね。でも、スタンスってこんな広くなくていいじゃないですか。まぁ、短いアプローチですし」

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「なので、スタンスは、ちょっと踏んじゃいますけど、ここまで持ってきます」

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「そうすると、だいたい右足の薬指とか、ぺったりくっつける人は小指の前の小指の前とかにボールの位置がきます」

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「で、この時のあとはウェイトの配分。だいたい左足7、右足3、ぐらいで考える」

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「で、この時に、頭でウェイトを載せるのではなく、足でウェイトをコントロール」

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「左斜め前に膝を出したりすると、左足にウェイトが乗ってきやすい」

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「あと、フルショットだったら、爪先ってこう合わせるんですよね。だけど、この場合は......」

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「閉じて、左足だけを......このぐらい、ボール1個分。オープンスタンスって形にしていきます」

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「であとは、大切なのは振り幅ですよ」

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「5つのクラブ使い分けるって言いましたけど、全部が全部違う振り幅になったり、テンポになってくると、全然まったくこう距離が合わなくなってくるんで、全部の番手、同じテンポ、同じ振り幅で打たなきゃならないです」

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「その時に僕らは時計の何時から何時という感じに説明するんですけど、8時から4時の間で振り幅を作ります」

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「最後に転がしたいので、ハンドファーストというテクニックを使います。ハンドファーストすると何がおきるのかというと」

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「フェースの面が......」

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「立ってくる......ロフトが立つって僕らは言うんですが、そうすると自然と」

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「上向いてたフェースが、目標方向向いてくれるんで、転がってくれるんです」

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「その時に、グリップエンドが左の腰骨ぐらいを指すように動かしてください。ただ、この時の注意事項は1つだけ」

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「(上記の画像のように)リーディングエッジが開かないように注意してください。これができたら、先ほどの8時ー4時で振っていきます」

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「テイクバックの時はクラブヘッドが8時の方向でOKです。ですが、フォロースルーの時はクラブヘッドを4時まで持っていかないようにしてください。これ、なんでそうしなければいけないかというと......」

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「最初に”ハンドファースト”している状態で、4時までクラブヘッド持っていっちゃうと手首が入ってしまう。なので、この手首をいれないように.......」

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「左の腕先が4時の位置にきたらOKです」

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「そしてここまできたら後は打つだけなんですが、その時にウェイト配分、7対3を崩さない。8時の時もインパクトの時も4時の時も常に7対3です」

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「あとは手首を使わない。大事なことはこの2点です。」

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「自分の場合はPWで普段18ヤードなんですね。なので、Pが8時ー4時で18ヤードだったら」

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「1クラブ増えるごとに、5ヤード増やします。同じリズム、同じテンポでやって、という形です」 

串間さんのレッスン開始

鬼の井野コーチのランニングアプローチのノウハウを伝授された串間さん。早速レッスン開始です。

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井野コーチの厳しい指導が入ります。
井野「結構8時のアクションが大きいです。この肘がほぼ曲がらないところまで.....」

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井野「グリップとクラブヘッドで言ったら、常にハンドファーストだったら、打っていく方向にグリップの方が先行してるじゃないですか、この位置関係が変わらないように動かして。その時、左にしっかり体重を乗せて」

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「なるべく腰が動かない。膝が動かない。そのまま.....体重移動をしない。しないというか、しないでいられるくらいの振り幅で振るのが、ランニングアプローチ」

しかし、慣れないことをいきなりやり始めると、悲鳴をあげるのが人間のカラダというものです(汗)。

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満身創痍(?)の串間さんですが、井野コーチは

「そこ(左尻)が痛くなるってことは、物凄くいいランニングアプローチの練習の仕方をしているということです!」

ということなので、まぁ、間違ってはいないんでしょうね。
(ある意味、カラダは正直です)

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