桜、雪、コロナ。すべてがつながってる。

コロナの猛威が世界を覆っている。

海外のリーダーも戦時中だと公言している。

金曜日、都内の気温は25度近くまで上がった。翌日の土曜日は大雪で世田谷では5センチくらいの積雪を記録。すでに満開になっていた桜の花も雪化粧となり、それは風情があってよかったが、あまりにも異常な気象現象だ。数年来の自然災害を思えば自然(地球)が怒っていることは明らかだ。

それと思うのは、ここ数年の財政破綻に近づいている危機感。歴史は繰り返すというように、世界的な大戦が繰り返されるのは、どうにもならなくなると人間は戦争に突入する行為を繰り返してきた。しかも戦争需要さえも資本主義の中に組み込まれてしまって。戦争になればすべてが破壊され、デフォルトに陥る。財政による国家破綻というよりも戦争と言ったほうがまだましということか。

で、戦争でも怒らない限り、20世紀のアメリカ型自由主義、資本主義の次にやっているポスト資本主義の入り口にはたどり着けないのではないか、といういやな感覚はどうやらコロナウィルスというカタチで目の前に突如表れた。

グローバル化しすぎた世界。
温暖化しすぎた世界。
自由という名の格差社会。
人口減少時代に突入した先進国。
この行く先の見えない状況を打破するには、「絶望の未来」を実行するだけのチカラのあるリーダーが不可欠だが、世界のどこを見ても残念ながらそのリーダーはいない。であればと神が与えた試練が今回のコロナウィルスだったのではないかと実感させられる。世界中に紙入が与えた試練。

コロナの影響でCO2の排出量はここのところ減少しているという。パリ協定でもなかなか実現性が見えなかった排出量規制も、コロナのおかげで一気に加速するかもしれない。

会社に行かなくても仕事はできる、そんな働き方改革も一気に日常になった。

当然我々のお金の使い方も変わる。飲食業のみなさんには大変申し訳ないが、自宅で食事をするようになるから、多くの飲食店は無くなる可能性が高い。交通インフラだってそうだ。分刻みのダイヤで正確に運行してきた日本の鉄道だって、もう3割位間引き運転になるかもしれない。満員電車がなくなれば毎週月曜日の朝繰り返される悲劇もなくなる。当然さまざまなものの価値も下がる。返済の山、20世紀の負の遺産は重くのしかかるが、もうこれ以上若い世代に負債を負わせるわけには行かないので、我々の手で止めるしかない。

大戦後20世紀型資本主義の破綻。地球環境の破壊。早すぎる桜の開花。そしてコロナウィルスによるロックダウン。これで世界がリセットされるきっかけになることを祈る。

日本で言えば財務省などの不正問題や政治の劣化にも歯止めがかかることを期待したい。

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