シドニアの騎士

ようやく劇場版「シドニアの騎士」を観れた。素晴らしかった。スタイリッシュを廃した実用重視の余裕のない無骨なデザインがリアリティを作り出していた。

どの時代にも不安はあった。
その形が時代によって違うだけだ。
そして不安は予感でもある。
エンターテイメントは、人々の持つその不安と予感を貫く時、時代に刺さるコンテンツとなる。

シドニアも、進撃の巨人も、新エヴァも、よくわからない巨大なもの、人間が育くみつつある怪物への不安を表現している。情報であり、生物であり、神話的ですらある、その存在の拡大への不安。そして、人間が片隅へ追いやられる不安と、時代の進歩から退化へ解放される安堵。

アーサーCクラークの言ったように、我々は来るべきものに対して、コンテンツを展開する。

http://www.knightsofsidonia.com/sp/

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