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黎明期のパソコンゲーム開発【アーカイブプロジェクト#3】

ワンラインプログラムコンテスト

1.ワンラインプログラムとは

1982年頃、月間ASCIIで「アスキープログラムコンテスト」が開催され、そのテーマとして挙げられたのが「ワンラインプログラムコンテスト」でした。

その名の通り、パソコンのBASIC言語で「1行のプログラムでどこまで面白いことができるか」がテーマであり、当時機種毎のBASICの差はあったものの1行(255文字)という制約の中でのアイデアと技術の勝負の場であったように思います。

当時の掲載記事の記録を見ると739件の応募があり、優秀賞5件、入選枠95件が選出され、プログラムが掲載されていました(機種別に見ると、PC-8001が461件と最多、次いでMB6890/FM-8/MZ-80/AppleⅡが多かったようです)。

2.当時のプログラムを動かしてみた

下記は当時応募したワンラインプログラムの作品「スキースラローム」。

PC-8001のN-BASICで作成したため、現在PC-8001を保有されている方やPasocomminiやエミュレータにて動かせる方が見えたら是非打ち込んで楽しんでいただければと思います。

スキースラローム

~遊び方~

・RUNで起動すると、下から障害物(◢■◣)が出てくるので、スペースキーで自分(■)を左右に動かし、障害物をよけてください。

・障害物に当たると、1つ上に自分が押されていき、画面の一番上に達するとゲームオーバー(BEEP音が鳴り、点数が表示されます)

・1000m下ればゴール(自分もまだそこまで行ったことがありません)

スキースラローム(プレイ画面)

このプログラムを作成したのは38年前。当時は高校生でしたが、何本も作っては動かし、改良を加えて投稿したように覚えています。

まだ何本か当時のプログラムも残っていますので、アーカイブとして残す中に入れていければと考えています。


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