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黎明期のパソコンゲーム開発#50(最終回)

■黎明期から成長期へ ~さいごに~

「黎明期のパソコンゲーム開発」を記載するきっかけは、家で昔の本や資料を整理している中、いくつかの資料がなぜか紛失してしまっており、このままでは昔の開発資料自体がなくなってしまうことを危惧したからでした。

さすがに40年近く経過していると資料も劣化し保管場所も忘れ去られ、開発当時の記憶もあやふやになってくるためコロナ禍で暇だったお盆休み中にまとめることにしました。

ただ、資料をまとめるうちに、40年以上経過した今でも黎明期にパソコンに熱中し様々な挑戦をしていた記憶が鮮明に思い出されてきました。何年か前に「みんながコレで燃えた!PC-8001・PC-6001」という本が出版されていましたが、まさにパソコンに熱く燃えた時代であったように思います。

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また色々調べているうちに、WikiにFANFUNが掲載されている事を知った時は驚きました。

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今から思えば、当時のプログラムコンテストはプログラムの仕事ではなく、名誉をかけた腕試しのようなものだったように思います。パソコンを初めて見て・触れた時の感動・驚き、そして初めてプログラムを作って動いたときの感動は40年近く経った今でも鮮明に覚えています。

ネットで手軽にゲームが遊べる今の時代、パッケージはもう時代遅れなのかも知れませんが、手に取って実感できるパッケージは黎明期の時代の証として残していきたいと感じています。

                    「黎明期のパソコンゲーム開発」終



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