宮田珠己

作家・エッセイスト。奇譚、海の生きもの、巨大仏、ベトナムの盆栽、迷路のような旅館、石な…

宮田珠己

作家・エッセイスト。奇譚、海の生きもの、巨大仏、ベトナムの盆栽、迷路のような旅館、石などに関心あり。著書近刊は「アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険」「無脊椎水族館」「ニッポン脱力神さま図鑑」など。ここでは物書き生活の話を中心に、旅や本、石ころのことなどを書いていきます。

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    宮田珠己のプロフィールです

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最近の記事

10年前の読書日記17

2014年3月の記  今月は記念すべき月だ。  なぜかというと、ついに1年間続けた町内会役員が終わる月なのである。  いやあ、長かった。書記ということで議事録をいっぱい書いたのに、書いても書いても原稿料はもらえない。徒労感は半端じゃなかった。  任期が明けてしばらくは安泰の日々となるはずだが、また十年ぐらいしたら順番が回ってくる予定だから、そうなる前にロト7を当ててモナコに引っ越したい。                   ●  今月は意表を突く仕事の依頼があった。  N

    • ユリイカ「石特集」で対談しました。

      ユリイカ9月号「石特集」にて、メノウコレクターの山田英春さんと対談しています。 いや、本当に石ブーム来てたとは。

      • 宮田珠己のイカ・タコ博物誌

        本日から都内地下鉄駅で配布のフリーペーパー「メトロミニッツローカリズム」のイカタコ特集に、「宮田珠己のイカタコ博物誌」を寄稿しました。イカ神社にタコ地蔵絵巻、日本一タコすべり台の多い市区町村、イカタコ読むならこの1冊、イカタコ伝説、人類滅亡後の頭足類などなど、役に立つかどうかもわからない情報をドカドカ書きました。

        • ちょっと変なこと聞かれました。

          9月6日と13日のFM東京『松任谷正隆のちょっと変なこと聞いてもいいですか?』に出演します。昨日収録があって、ちょっと変なこと聞かれました。

        10年前の読書日記17

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          6本

        記事

          10年前の読書日記16

          2014年2月の記  2週連続の積雪。公式な数字は知らないが、わが家の周辺では合わせて5~60センチ積もり、雪国に住んだことのない私には、自分史上初の豪雪である。  雪の重みでガレージの屋根が落ちたりして近所は大変な騒ぎだったが、私はといえば、家の前ですべり台作りに熱中していた。  車の出し入れの邪魔になる、と妻は怒っていたが、こんな雪の中、車でどこに行くというのか。だいたいチェーンもスタッドレスも持ってないじゃないか、今すべり台作らないで、いったいいつ作るんだ、というわ

          10年前の読書日記16

          10年前の読書日記15

          2014年1月の記  初詣は恒例の高尾山。 ここで去年引いたおみくじが大吉だった。 「みくじ百札の中で最も大きな吉運ですから何事をしても吉事に恵まれて人からも尊敬を受けます」と太鼓判だったんだが、今思い返してみると、とくに尊敬された覚えがないようだ。あの程度が私の最高運なのだろうか。己の限界を突きつけられる思いである。  今年は末吉。                   ●  新年早々、温泉プールへ行って泳いだ。  体力をつけないともうダメだと思ったのである。だから今年は水

          10年前の読書日記15

          在庫復活!

          ネットショップ上で売り切れておりましたZINE『思わぬところからの素敵』の在庫が復活しました。 ぜひご利用ください。

          在庫復活!

          ウェブショップ「宮田珠己の不合理な売店」開設!

          個人のウェブショップを開設しました。 ZINEや、オリジナルデザインの手ぬぐい、キーホルダー、石ころが表紙のノートなどを販売しています。 どうぞよろしくお願いします。

          ウェブショップ「宮田珠己の不合理な売店」開設!

          10年前の読書日記14

          2013年12月の記  今月は取材で阿蘇に出かけて、その間じゅう伊藤礼『大東京ぐるぐる自転車』(東海教育研究所)を読んでいた。伊藤礼氏のエッセイは、『こぐこぐ自転車』(平凡社ライブラリー)を、たまたま書店で見かけて読んで以来、すっかりファンである。  氏は大学教授を退官してから自転車にハマり、老体に鞭打ってあちこち出かける。これ以外にも『自転車ぎこぎこ』(平凡社)があって、それはまだ読んでいないんだが、一応の3部作となっているようだ。  この人の面白さは、とにかくすっと

          10年前の読書日記14

          出版記念トークイベント

          来たる2024年1月19日(金)19:30より、西荻窪にある旅の本屋のまどにて、『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』刊行記念、トークイベントを行ないます。 なぜ散歩をはじめたのか、どこを散歩しているのか、一度にどのぐらい歩くのか、4年間の散歩マップの一部公開、散歩中は何に注目しているのか、そして散歩中に出会った印象深い風景、これからの散歩計画などについて、しゃべります。 また初めて作ったふたつのZINE『思わぬところからの素敵』と『植物のふりりした妖怪』も

          出版記念トークイベント

          10年前の読書日記13

          2013年11月の記  自室のベッドに、いつもビジュアル本を1冊置いて、寝る前になんとなく眺めている。現在の枕元本は、文:島泰三、写真:阿部雄介『日本水族館紀行』(木楽舎)。  もともとはANAの機内誌連載だったそうだが、これほど写真が充実した水族館の本は、初めてではないか。おたる水族館のガンギエイの写真には、ぐいぐいツボを圧され、私も今すぐ水族館めぐりがしたくなった。海の生き物に関する知識を子供にも読みやすくまとめてあったりとか、最新水族館情報がコンパクトにまとまってた

          10年前の読書日記13

          ネット書店にて、ZINE2冊販売中

           先日、文学フリマ東京で販売しました単行本未収録エッセイ集「思わぬところからの素敵」ZINEと、「植物のふりした妖怪」写真集ZINEが、以下のネット書店で買えます。  「思わぬところからの素敵」は、フリーランスの日常の暮らしや家族のこと、過去の恋愛エピソードなど、単行本に未収録のエッセイ約40篇を収録。 「植物のふりした妖怪」は、路上園芸学会の村田あやこさんとの共著で、街で見かけた妖怪、怪人、怪獣のような植物たち60体を集めた写真集です。 自分自身のネットショップも開設

          ネット書店にて、ZINE2冊販売中

          石花トークイベントのお知らせ

          26日(日)18:00より、横浜のArtBaboo146で開催されている石花展にて、日本のロックバランシング界で知らない人はいない石花ちとくさんと、トークイベントを行ないます。 予約制です。 いったいどんな話になるのか、自分でもわかりませんが、石好きはぜひお越しください。詳細はこちら↓ まあ、トークイベントというよりは、来場されたお客さんも交えて石の話をだべる会になる予感。 会場では、イベント直前まで、ロックバランシングのワークショップも開催されるようですので、興味のある

          石花トークイベントのお知らせ

          『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』出来!

          亜紀書房さんのWEBサイト「あき地」で連載していました『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』が本になりました。 ”散歩の先人たちのまなざしを行き来しながら歩くとき、見慣れた街は不思議の宇宙に変貌する” ”大自然の驚異ではなく、平凡な街の驚異に触れる旅エッセイ” 目次 はじめに ~路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅 第1章 目白~哲学堂公園 緊急対策会議と無言板 十字架型の池と、不毛な東京という記憶 空想の箱庭と、世紀末マンション 第

          『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』出来!

          文学フリマ東京37は、「ジーザス・クラ磯」手ぬぐいが目印

          11月11日開催の文学フリマ東京37にて出品される、宮田が書いたものが載っているZINEは以下の通りです。 単行本未収録エッセイ集 『思わぬところからの素敵』 G-27 村田あやこさんとの共著 『植物のふりした妖怪』 D-06、G-27 藤岡みなみさん編集 『超個人的時間旅行』 G-25~26 ワクサカソウヘイさん編集 『園芸グランドスラム』 G-23 法政文芸19号 M-01~02 ブースG-27にて、「ジーザスクラ磯」手ぬぐいをぶら下げてお待ちしています。

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          10年前の読書日記12

          2013年10月の記  白水社から今和泉隆行『みんなの空想地図』という本がついに出た。数ヶ月前に『タモリ倶楽部』で紹介された架空地図マニアによる、架空地図の本である。  前々から架空世界の地図に興味があり、なぜファンタジー小説を読むのか、と聞かれれば、そこに架空地図があるからだ、と答えるぐらいの私であって、いつかそんな架空地図をまとめた本が出ないものかとずっと思っていた。 『みんなの空想地図』は、地図を網羅的に紹介した本ではないものの、著者の手による中村市なる架空都市の

          10年前の読書日記12