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Youtubeの広告ブロック対策について思ったこと。


本記事は著者の愚痴というか掃溜めになります。
ご理解の上、そういう考え方もあるんだなーくらいに閲覧いただけると幸いです。

Youtubeが広告ブロック対策に乗り出したことについて

2023年10月から日本でもYoutubeが広告ブロッカーに対して取り締まりを開始しましたね。
動画を開こうとしたら、「広告ブロッカーの利用はYouTubeの利用規約で認められていません」と表示が出て、Yotube Premiumへの加入を促されるようになりました。継続してブロックし続けると、視聴が出来なくなるようです。
Yotubeの主な収益源に広告費があるのだから、「対策するのは当然」・「広告ブロックするのは無銭飲食のようなもの」・「嫌なら見なければいい」といった意見が多くみられましたが、思うところがあったので愚痴として記事を書いてみることにしました。

反対する理由について

今回のYotubeの対応について、私は卑怯で悪質な行為だと考えています。
何故かというと、
「独占状態を築き上げてからサービスを改悪しているから」
です。

10年以上前は、Youtubeは当時から強いプラットフォームではあったものの、市場は小さく、他の動画サイトもたくさんありました。
しかし、今や動画サイトどころか、情報発信のプラットフォームとして、ほぼ一強状態です。
CDの売り上げは減り、サブスクやYoutubeで音楽を聴くのが当たり前になりました。料理レシピの記事を載せるサイトは減り、Youtubeの料理動画が増えました。アニメやアイドルのトークラジオは減り、Youtubeでの配信が増えました。
これらは誰でも気軽にアクセス出来るYoutubeに淘汰されてきたのですが、優れたサービスが台頭するのは当然のことです。しかし、これが広告ブロックを黙認した上でのサービスだったとなれば話は変わってきます。
今まで音楽を広告を見ずに聞くにはCDを買うか、広告ブロッカーを入れるかという選択肢だったところ、今やCDを売っている店舗は減り、中古ショップのラインナップは寂しくなりました。Youtubeに淘汰され、CDを買うという選択肢が取りづらくなってしまったのです。

オーディオレコードの生産実績  出展:日本レコード協会


こんな状態で「広告を見たくなければPremium入ってね」「嫌ならアカウントBAN」といわれても、
「今 更 言 う な よ」
と思った次第です。
今まで店と客のWIN-WINで成り立っていた関係を潰したのちに、最後に質の悪いサービスが残り、人が居なくなるっていうのは悪質じゃないですか?
何が言いたいのかというと、
「やるなら最初っからやれ、やらないなら最後までやるな」
ということです。

Youtube側の責任について

一部の記事によると広告ブロッカーを使用している人はアメリカでは2022年27%、全世界では37%にも上ります。広告ブロッカーを対策せずに市場を拡大してきたという事は、多くの人口がブロックして利用していることを黙認していたということです。ユーザーの4人に1人以上が広告のない素晴らしいサービスを享受し続けたわけです。
一昔前ならユーチューバーなんて社会的立ち位置が無かったのに、今や小学生の憧れる職業にランクインするほど大きい存在になっています。多くの人がユーチューバーに憧れ、生計を立てている人も多く、Youtubeというプラットフォームはこれらの人に対する社会的責任があるのではないかと考えます。唐突にこのような改悪を行うのはあまりにも責任感が無いのではないでしょうか。
さらに、前項で述べたような、潰してきた業界に対する責任もあると思います。
広告ブロッカーの対策をもっと早くしていれば、ここまで多くの人が依存することも、業界がつぶれることもなかったと思います。
優れたサービスを提供し多くの人を依存させ、多くの業界を潰してきたからには、そのサービスを維持する責任があります。

前にもこんなことあったよね

同じような話があったようなと思っていたら思い出しました。
ゲームの攻略記事の業界が大手に潰されましたよね。
今までは個人ユーザーが攻略記事を作っていたものを、大手攻略サイトが内容を丸パクリ。検索アルゴリズムが企業を優遇するようになったせいで、個人製作の充実した攻略サイトには人が来ず、中身をコピペしただけのサイトが検索上位に来てしまう。そして人が来ないので個人が辞めてしまい、自身で情報を集めない大手の中身が無い空白のページだけが残っている。
MHとか顕著ですが、昔の作品の攻略情報は充実しているのに対して、最近の作品は攻略サイトのおすすめ装備とかスキル間違いだらけですし、入手方法が間違っているアイテムとか結構あります。
話の流れは異なりますが、大手が独占状態を築いてから業界が衰退し、元に戻らないという筋書きは同じです。
実際に物を売ったりする場合、こういったことをすると独占禁止法に引っかかったりますが、法律がこういったプラットフォームに追い付いていないのが現状だと思います。

今後のYoutubeとどう付き合っていくか

結局のところ、Youtubeも営利企業ですし、ある程度市場が広がり切った状態で搾取体制に移行するのは当然でしょう。広告ブロッカーとのいたちごっこが一定期間続くにせよ、最終的には広告を見るかPremiumの2択を迫られそうです。
その上で、今後どうするかというと・・・Premiumには入りません。
そして、極力Youtubeは見ないようにしていきます。
まずPremiumに入らない理由ですが、これは単純で高額だからです。年に1万を優に越してきます。流石に高すぎです。そもそも、金をはらってまで見たい動画がいくつあるのかと言われるとほとんどないです。
Youtubeを極力見ないようにする理由ですが、広告が煩わしいからというのも一つの理由ですが、最近Youtube見過ぎていたなと思うからです。
日々のルーティーンになってしまいましたが、もっと他のことに時間を割きたいと考えました。娯楽が飽和している現代において、やりたいことは山ほどあります。
お金を払ってまでやりたいゲームや見たいアニメがあり、Youtubeに費やす時間をそっちに割いていきます。YoutubeもSNSと同じで、ついつい時間を使ってしまうし、脳は意外と疲れてしまうので、見過ぎるのは本当に良くないです。
今回の広告ブロッカー対策に対しては不満ですが、Youtubeとの付き合い方を見直すいいきっかけにはなりました。
ユーチューバーが開くイベント・大会に出るときや情報を調べる時など、これから全くYoutubeを見なくなることは無いと思いますし、今後は良い距離感で付き合っていきたいです。


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