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吾輩は、ACである。特に問題は無い。㊱

みなさま、こんにちは。宮坂 澪(みやさか れい)です。
今日は、統一教会との付き合い方・脱会に関するお話の続きをしようかなと思っています。それでは、よろしくお願いします。
前回のお話はこちら

統一教会との付き合い方・脱会に関するお話③

それで、なんだろな。前回の投稿からしばらく間が開くと、自分が何を語っていたのか忘れてしまうんですよ。なおかつ統一教会問題に関する資料を見ていると、昔あった出来事・聞いた事の記憶と、客観的事実の記録との違いを発見する事もあるので、自分の発言等を訂正する必要があったり……。

例えば、私がAbema tvに出演して語った動画に関する訂正。「統一教会の文鮮明さんと、立正佼成会の会長(当時)・庭野日敬さんが相談して、佼成会の信者を数十名、統一教会の修練会に参加させ」のあたりですが、正確には、統一教会の西川勝(崔翔翊)氏と、庭野会長が相談して、なのです。

西川勝氏というのは、文鮮明氏から命令されて日本に密入国した宣教師なのですが、実質、日本統一教会の開祖のような人物です。日本の古参信者の信仰に関しては、西川勝氏が築いたものなのだと、私は資料等を読みながら感じました。(あくまで私的な感想です)
参考資料:統一教会問題と私、及びその未来 – 西川 勝氏
参考資料2:統一教会よ、なぜ変わってしまったのか(西川勝)
参考資料3:日本統一教会の草創期の思い出 桜井節子

ところでその西川勝氏は今どうしているのかといえば、統一教会の信者では無いとの事です。

また、最近こんな記事(下記の参考資料4を参照)を見たのですが、どうやら統一教会の古参信者の息子さんが、教会に対する批判をしているようです。

古参信者の息子さんとは、父は日本教会第5代会長の櫻井設雄氏(故人)、母は原理講師の節子氏である、櫻井正上氏です。
参考資料4:文春オンライン「「お金集めがすべてに優先される」「狂った組織文化」統一教会元会長の息子が実名告発 9/7(水) 16:18配信

統一教会の内紛や組織の分裂状態に関しては、私は最近になるまで知らなかったのです。なにせ棄教(脱会)したのが2003年頃なので、そこから二十年近く、教会関連の物事からは距離を置いて生きてきたのですから。

なんというか、組織の自浄作用というのがあるにはあったんだけど、作用しきらなかった結果、今の霊感商法問題になっているのでは、と思いました。
というより、霊感商法で利益を得ている人たちの力が強すぎるのか。

話を本筋に戻すと、もしも信じている宗教が「間違った事」をしていたとして、それが自分ではどうにも出来ない。そんな時なんですよね。自分から脱会するのは。というよりも、いわゆる脱会屋が脱会させるというのは、本当の脱会では無いのだと私は思うのです。

信教の自由について考えるに、ある宗教を信じる自由、そして信じない自由があるのです。それはいかにして信じたり信じなかったりするのかといえば、自分が主体的に選ぶ事なのです。極めて当たり前の話なのですが……。

今現在、報道等で知ることが出来る範囲での、統一教会の事情を見るに。いかに古参の信者、あるいは教祖の息子、さらにいえば教祖の妻であったとしても、みんな人格を持った人間なんですね。ゆえに、どれだけ信じた宗教であれ人であれ、信じなくなる事はあるのです。

それにしても、統一教会が霊感商法をもたらしたというよりは、立正佼成会の霊能指導(いわゆる方便。霊感による病気直し、占い等が用いられたとされる)が統一教会に影響したのではないかという事に関して、やっぱり立正佼成会は何とか言って欲しいなー、と思いました。
というのは、草創期(西川勝氏が日本に密入国してきた時代の統一教会)にはまだ、霊感商法は無かったようなのです。それがどうやったら今のような状況になるのか……全ては人間の欲望がもたらした、悪夢のような現実だとでもいうのか。

参考資料5:立正佼成会より、霊能指導に関する記述を抜粋。(Wikipedia)
1958年 - 1977年 日本が復興し、経済力を身に着けていくと同時に、次なる段階に入った。1957年9月10日に長沼副会長が死去すると、宗教の役割は人生の悩みや苦しみを解決する事だけでは無く、人格の向上、幸せな家庭や平和な社会を築いていくことも重要と位置づけた。長沼副会長を筆頭に行っていた霊能指導を払拭し、根本仏教や法華経の研鑽への回帰を強く打ち出し、活動の中心も法華経を背景とする先祖供養・教学研修・人間修養へと移していく。長沼副会長没後 - 創立40年の期間を『真実顕現の時代』と呼称している。

さて、今日のお話は、ここまでとします。読者のみなさま、読んで下さってありがとうございました。それではまた、ごきげんよう。

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