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吾輩は、ACである。特に問題は無い。㉚

宗教二世問題の当事者の方へ。

私は、宮坂 澪(みやさか れい)というペンネームで私小説を投稿している、現在42歳の女性です。小説のテーマは「AC(アダルトチルドレン)」と「宗教二世問題」です。
*リンク先
AC・・・NPO法人 アプローチ会のブログ
宗教二世問題・・・
宗教2世ホットライン
(2022/07/09閲覧)

今日、私は、宗教二世問題の当事者の方へ語りかけようと思います。
なぜなら、昨日の出来事に引き続いて報道されている、ある事柄について思う事があるからです。

ここではっきりと「ある問題」が何なのか書く事は、今は控えておこうと思います。なぜなら、今日お話したい事は、たった一つの事を伝えたいためであり、他の感情が湧くような事柄は、極力書きたくないと思うからです。
それでは、よろしくお願いします。

宗教二世、三世の方たちの中でも、生きづらさを抱えている方へ。
声を上げて下さい。今の時代は、各自が声を上げ、その声を多くの人に向けて語る事が出来る時代です。あなたの叫びを、キャッチする人がたった一人でもいる可能性があるならば。もしも私に話したい事があるなら、この連載の感想にコメントを寄せて下さい。

そして、憎しみを抱えている、宗教二世問題の当事者の方へ。
あなたはきっと、信仰者として生きてきた人だと思います。あるいは、信仰の価値観のもとで生きてきた人だと思います。
そんなあなたが、憎しみでどうしようも無い時は、文章を書いて下さい。

小説や、詩、イラストでもいいです。羊毛フェルトでも、粘土でも、何でもいいです。
どんな文章であれ、表現という枠の中にとどまる範囲であれば、それは表現として、あっていいのです。表現する事で、批判や非難はありますが。
それでも表現する事自体を、否定する事は誰にも出来ないのです。

私たちが生きている世の中は、モザイクです。違う色同士が、それぞれひしめき合って、お互いの色に配慮しながらどうにか暮らしている。それが現実なのです。

相手の色を無理に変えようとしたり、自分の色を無理やり変えられたりする時、お互いに苛立つのです。「変わってくれない」「変えて欲しくない」と。

個々人をある一色に染め上げる事は出来ませんし、してはいけないんだと思います。その事について、宗教二世問題で悩んだり苦しんできた我々は、よく知っているんだと、私は思ってます。いかがでしょうか。

ここに、私は呼びかけたいです。それは、どんな恨みがあるにせよ、法を犯していい理由にはならないと思う、という事です。

人類の歴史が、数々の過ちを犯しながらも築き上げてきた、現代の法律なのだと私は理解しています。その知恵の一つである、殺人を犯してはいけないという法律を守る事は、大事だと思います。

恨みや憎しみは消えないと思います。少なくとも私はそうです。
しかし、どんな事情があるにせよ、法を犯していい理由にはならないと思います。

現実を変えたいならば、あなたの言葉で、語りましょう。
あなたの物語を。たった一人でも、読んでくれる人がいるならば、それは意味がある事なんだと思います。私は、あなたは、微力ですが、無力では無いのです。そうではないでしょうか。

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
良い週末の夜を、お過ごしください。また、お会いしましょう。

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