吾輩は、ACである。特に問題は無い。⑳
霊感商法とは
単なるつぼや印鑑・置き物などに、あたかも超自然的な霊力があるように、言葉たくみに思わせて、不当に高い値段で売り込む商法です。
このことばは要注意
「玄関に入ってすぐ悪霊がついているとわかった」
「悪霊がついて次々に不幸なことがおこります。」
「このつぼは悪霊を取り除く力があります。」
「このつぼを飾っておくと、その日から良いことがあります。」
「この印鑑を使うと幸運になります。」
「印鑑を作り替えないと悪いことがおこります。」
「このつぼを毎朝拝めば悪霊が去って幸せになります。」
頭の悪い、霊感商法体験談(自虐)②
という事で、前回の続きです。
この文章が「初めまして」の方に、少し自己紹介しておこうかなと思いますね。
私は「宮坂 澪(みやさか れい)」です。AC(アダルトチルドレン)、宗教二世問題の当事者です。
という事で、今日も「頭の悪いシリーズ」、始めようかなーって思ってるんですけどね。なんか、色々だるいなあとか思っちゃってます。というのは、自分の恥を晒すのってけっこう、疲れるもんなんですよ。
じゃあ何でこんな連載をやるんだっていう話になると思うんですけど、その理由はですね。
と、その前に。
悪徳商法・霊感商法に騙される人って、皆さんはどんな人だと思いますか。突然ですが、読者の皆さんに質問してみますね。
うんうん。物事を深く考えない人。
はいはい。何かに依存したい人。
ほうほう。何かあった時に相談できる人がいない。
ふむふむ。知能のレベルが低い。
おっと、これ以上言うのはよしましょう。私が傷つくから！(今さら)
私が自分の恥を晒すのは、元来た道の足あとをここに残しておくためです。
そして、そこに行っては危険だと、立札を立てる。そんな気持ちで書いてます。
なんて、真面目っぽい話は置いといて。
そもそも、霊感商法に騙されて使っちゃいけないお金まで使っちゃう人っていうのはですね。その人の弱さもあるんですが、何よりもまず、詐欺師がいるという事実を見逃す事は出来ないんですね。ようは、色々弱い人からお金をむしり取ろうと、狙っている人がいるって事です。つまり、悪人が弱者(色んな意味での)を狙っている構図が問題なんだと思うんです。
皆さんは、どう思いますか。
ちゅうことで本題に入る前に、前回お話した、統一教会の「清平(チョンピョン)修練所」で一体、何があったのかという事をですね。他の、ブログを書いている人の記事を見ながら、比較・検証していこうという流れですね。今日は。
それでは、よろしくお願いします。
じゃ、早速。「清平修練所」で検索してみますね。
一番上に出てくるのは、統一教会のページです。これを見ると、修練会の会費は一回4000円、とあります。このくらいのお値段なら、まあまあ常識の範囲内と言えるのではないでしょうか。
どんなページか気になる方は、上記の方法で検索してみてください。
(ここに内容等を張り付けるのは気が進まない)
えーっと、なんだろう。この文章を読んでいる奇特な方(！)で、もしも霊感商法の文章を見ると血圧が上がるような方がいたら、ここで読むのを辞めてもらった方がいいと思います。
ちょっとだけ、教会がネットでアップしている、霊感商法をする際の文章を紹介したいと思うので。
いいですか。注意喚起しましたからね。
「清平修練苑は、皆さんを悪霊から解放してくれる本拠地です。霊界にも修練所があります。その修練所を通して、地上で犯した罪に対する蕩減ができていないことを解決しなければなりません。」
悪霊から解放って言葉が出てくるんですが、これが清平修練所のメイン機能なんですね。霊感商法をやるための施設が、韓国にあるっていう話です。
あとは「蕩減(とうげん)」っていう単語の意味は、罪を償う(苦しんだり献金したりする)という意味です。
それで、清平ではどうやって人を悪霊から解放するのかと言えば、前回お話したとおり「前に座っている人の背中をバシバシ叩く」「自分で自分の腕や足をバシバシ叩く」という、かなり原始的な方法を採用していましたね。私が体験した時代は。今はどうなっているのか知らないですけど。
このブログをみると、先祖供養の献金額の一覧が書いてありますね。
清平修練所で先祖を解放してもらうために必要な金額 | モモン・PART２ ー 統一協会の話 ー - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)
ちょっと、抜粋して見てみましょうか。
清平修練所で行われている１２０代までの先祖を解放するためのお値段。
・先祖解怨１代～７代、４家（自分の父方、母方。配偶者の父方、母方）
先祖解怨献金：一家７０万円×４家＝２８０万円
・霊界祝福１代～７代、４家（自分の父方、母方。配偶者の父方、母方）
霊界祝福献金：１家１４０万円×４家＝５６０万円
・先祖解怨８代～２１代、４家
先祖解怨献金：１家３万円×４家＝１２万円
・霊界祝福８代～２１代、４家
霊界祝福献金：１家１４０万円×４家＝５６０万円
・先祖解怨２２代～１２０代
先祖解怨献金：１家３万円×４家＝１２万円
・霊界祝福２２代～１２０代、４家
霊界祝福献金：１家１４０万円×４家＝５６０万円
総額１,９８４万円
私が統一教会に所属していた2000年前後の時期は、確か先祖供養は七代目までだった記憶がありますね。金額は、280万で合ってると思います。
それにしても統一教会というのは、数にやたらこだわる教団でしたね。
「７」って数字は、聖書にある天地創造の７日間と関係があるとか。その７を何で10倍にしたのかは分かんないんですが、70×４で280万円っていうのは、なんだろうなあ。かなりぼったくられたなあと、改めて思いました。
だってそもそも、悪霊なんか無いんだから。
こういう霊感商法に、喜んでお金を出していた私の思考回路というのを、ここで披露しようかと思うんですね。痛々しいんですが、騙される人がどうやって騙されてしまうのかを、騙される人視点で紹介するのは意味がある……はず。
「(清平修練会中)叩いたところに痣ができるのは、そこから悪霊が出て行った証拠なんだよ。あちこち痣だらけだから、これで肩が重たいのも治る。良かったー！」←単なる打撲による内出血である
「たった280万円で、先祖が供養されて、悪いカルマから解放されるんだ！」←借金というカルマが確実に自分を苦しめるという事実
なんか、文字数が多くなっちゃった感じがするので、今日はここまでとします。読んで下さって、ありがとうございました。またお会いする日まで、ごきげんよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？