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閑話休題②

私は現在「吾輩は、ACである。特に問題は無い」という、私小説を連載している、宮坂 澪(みやさか れい)といいます。
詩もたまに書くのですが、ここでの活動は私小説がメインです。

そもそも何でAC、アダルトチルドレンであると自己紹介し始めたのかと言うと、やっぱり、生きづらいんですよね。何か、人間関係が難しいところがある。

実生活上では、そこまで困っている事は無いんですよね。私自身は。もしかしたら周囲の人に、迷惑をかけている可能性はあるかもしれませんが。

もうここ二年くらい「これ、何かあるよな」と思っていたのは、ネット上での人間関係なのです。そんなもん、パソコン閉じれば終わる関係だろ、と言われれば、その通りかもしれないんですが。

私の問題というのは、上手く説明できないんです。今まで見た中で最も私が思ってた事と近い意見を言ってたのは、幸福の科学の総裁・大川隆法氏の息子さんの、宏洋(ひろし)さんなんですが……
(宏洋さんは宗教二世問題の当事者であり、父親を告発する内容の動画を制作・公開し続けている)

「カルトの臭いはすぐ分かる。見ただけで分かるし腹が立つ」っていう感じの事を、どこかの動画でおっしゃってて。「わかるー」と思わず頷いたのです。子供の頃から浴び続けたカルト情報に対する、アレルギー反応みたいなもんなのか。

この「カルトの臭いはすぐ分かる。そしてカルトを感じた瞬間腹が立ってくる」が何で問題なのかというと、生きづらいんですよ。こんな風だと。
なぜって今の世の中、カルトっぽいものだらけだから。

カルトっぽいってどんなものを言うのかという話なんですが、そうだなあ。
いわゆる教祖ビジネスと言われている分野などは、講師の話しぶりを見たら「ああ」って分かる感じです。既視感があるんですね。

他には、開運商法ですかね。どんなにホームページを可愛い風とか癒し系に演出していても、文章読んだだけで「ああ、これダメなやつだ」と思って、なおかつ怒りが湧いてきちゃうんです。「詐欺師め!」って感じで。

はっきり書いちゃうと、スピリチュアル系の情報は、ほぼほぼ、私から見たらカルトでやってた事、言ってた事の焼き直しみたいなもんにしか思えません。(スピ系の人には申し訳ないのですが)

で、現代の日本って、セミナー系ビジネスとか、スピ系ビジネスとか、大盛況みたいじゃないですか。どうやら。社会情勢の関係で、しょうがないんでしょうけど。不安を感じていて、何かに縋りたい人がいっぱいいるって事ですよね。あるいは、何か勉強する事で安心感を得たいのか。

需要があるから、ってやつなのは、理解できるんです。
そういうビジネスの場が、知人から知人へというようなネットワークビジネス(ねずみ講)から、ネット上に変わっただけなんですね。たぶん。

教祖ビジネスとかに対するアレルギー反応が強すぎると、なんだろなあ。
こういう、文章表現の場では不利だとは思います。なぜなら、どんな表現とでも偏見無く付き合える人の方が、SNS的な場では、気が楽なんですよ。多分。

私などは、例えば「今朝は神様の声が降りてきて」なんて文章を見たとしたら、まず血圧が上がって、それから心臓が縮こまって、十五分ほど安静にしたあとは涙が出てきて、それから怒りが湧いてきて、と言う感じで。
まあ結局は、見なきゃいいんですよね。そういう情報を。

去年はちょっと、ある詩を表現する場で「霊感あります系」の人と知り合う機会があり、案の定色々あって。
思ったのは、私って病気かも、という事だったんですね。

PTSDっていう言葉があって。私がこの言葉を知ったのは、ベトナム戦争の帰還兵の本を読んだ時だったんですが。

私の場合、いまだに、献金の借金が200万円以上あった頃の生活の、夢を見る事があります。目覚めると、汗びっしょりで。冬でも。
あとは、教会の人たちがいないところに行きたいのに、ずっとその場から動けないという夢を見たり。

なんかそんな感じで、たぶん私のこういう病気は治んないんだと思います。
治んないなりに、生きていくだけなのです。

という事で、何でしんどい話を連載するのかという、理由などを書いてみました。


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