個であり、全体

今日はマロの命日。
一年の長さが、長いのか短いのかもうわからない。
「もうここにいないこと」が寂しくて
でもそれに対して、寂しさをまぎらわす、というのもそぐわなくて
ただそこに寂しさがあるのを見ているしかない

人生は「するかしないか」だ、なんて
もっともらしい言葉があったけど
そんな単純なはずあるもんか
たったひとつのことだって
ままならない日常の中で

今日はどうしてもアレが食べたい
という日

好き！　ヒップホップと若林さん

小さい頃から、なぜかラップが好きで
気がつくとMステでキックザカンクルーを見ていたり
兄の音源からマボロシやRHYMESTERを知ったりして
でもヒップホップは、今ほどかっこいいジャンルとはされていなくて
私が好きだというと珍しがられて
クラスの中でもウェイウェイ系の人が好む音楽という傾向があって
周りにあんまり話ができる人がいなくて
だけど自分の中でなんで好きなのか
だんだん理論づけられるように

新卒で前の会社に入って、つらかったとき、
私の中の小さな自分がポコポコといっぱい死に、その代わりに新しい小さな自分がポコポコ生まれた感覚があった。

あれは今思えば、体の中のいくらかの「善さ」や「明るさ」を、「強さ」と「暗さ」に交換したんだな。等価交換だ。生きていけるように。