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食わず嫌い!?世界史って面白かった!

世界史が苦手になったのはいつからだったでしょうか。いくつか要因があったのもしっかり思い出せますね~。そもそも「社会」の授業が嫌いになったんだよなぁ。それは中学校の頃になんでか知らないうちに社会の先生に嫌われてしまい、目の敵にされた(という記憶)というイヤーな思い出からはじまりまして。そのまま高校に行っても「俺は『社会』を好きになれない」という思い込みと実力不足の延長で始まり、点数も伸び悩み、やっぱりお互い好きになれないままの3年間となったのでした。

多かれ少なかれ、歴史の授業、こと世界史ということで区切ると年号や名前をどうにかして語呂合わせで覚えることに必死で、テストのための一問一答のために書いて書いて、つぶやいて、ただただ一夜漬け。これを繰り返す。さあ、これを楽しむなんて思いもしないっす。世界史が好きな同級生はどうやら授業以外でも教科書以外のストーリーを調べたり背景や人間関係までを楽しんでいたようだけど、いやいや、歴史は歴史。過去は過去。面白いわけがない。

という感じで、大人になった今でも、しっかりと食わず嫌いが出来上がったのでした。

とある日に、やがて中学生になる息子から「お父さん、なんで歴史って勉強しないといけないの?」とどうやらちょっと歴史苦手が始まっている様子。『あー、そうだよねー、楽しくないよねー』とはやっぱり共感してはいけない気がして、ありきたりな「人は過去の間違いを知ることで学んでよりよく生きるのです」的な答えでお茶を濁しつつ、「ほんと、なんで歴史って勉強するんだろう」と思い返したのであります。

ひょっとして今ならあの苦手だった世界史も楽しめるようになっているんじゃないか?実は物語としてすごい面白いんじゃないか?と、試験の為ではない勉強をしてみようかなーと思ったのでした。んで、取り掛かりとしてはさすが令和。ネットで「楽しく学べる系」の動画やネットラジオが探せばあるもんだ。あと、かつて芸人のカズレーザーが言ってたのも何となく覚えてて「世界史を覚えるのにいい本なら『学習漫画シリーズの世界の歴史』がいいっすよ」ってことだったのでこちらは近くの図書館で借りて1巻から読むことに。

さあさあ、結果から言うとすっかり世界史のとりこ。世界史おもしれー-!!ってなってます。主なインプット先として活用させてもらってるのはスマホで聞くポッドキャストの「COTEN RADIO(コテン ラジオ)」という歴史解説チャンネルで、まあこれが面白い。聞くうちに、端々に聞こえてくる単語を懐かしくも、なんとなく思い出せたりして、あれはこういうことだったのか、あの人はこんなことをした人だったのか、と学生の頃に無理やり覚えた単語単語が「この日を待ってたよ」と言わんばかりに記憶の中継地点として現れていきます。そして、漫画形式ながらシリーズ世界の歴史も実は非常に綿密に歴史的な事実が盛り込まれていて、ページ端の小さな豆知識にしっかりと時代背景や年代ごとのつながりが記載されていたのでした。こうなるとようやく「映像でもみたいな~」となるもんで、でしたら、はい、こちら。ネット配信の動画サービス。アマゾンやネットフリックスなんかで探しては「貴族すげー!」「戦争すげー!」「皇帝すげー!」「そもそも、よくこんなこと調べたもんだ」と大尊敬。

という、今になって知る歴史の面白さを伝えるべきは息子で、家庭教師気取りで歴史の授業の復習をするのがいいコミュニケーションになったりしているのでした。

まだ「歴史をなぜ学ぶのか」のいい答えは出せてないけど、少なくとも必要であることはビシビシ感じてます。さあ、今日はどの時代に行こうかなー。

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