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3つの首(足首・首・手首)


先日、とあるグループのセラピスト・トレーナーの方々にプライベートセミナーを開催しました。

20代のその方々は足指と骨盤〜背骨が繋がっていて、私は「え!みんなが?すごい!」と思いました。

その方々は専門学校で講師をされている先生のお弟子さん達で、その先生は首・姿勢のコンディショニングを専門にしている方でした。

そこから思ったのは

首から整えること・姿勢を調整しながらトレーニングをすることは

足と身体へのつながりも勝手に養われていくということなのではということ。

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私は足からのアプローチを主にしていますが、身体を整えるアプローチは様々あります。

上から(首から)
中心から(体幹・骨盤から)
末端から(手先足先から)

筋肉系
骨格系
神経系

どれが一番重要か、というのは、人によって原因も身体強度も個性も違うために断言できないと思います。

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タイトルに書いた「3つの首」。

首がつく場所はとても重要な場所と言われています。

3つの首を整えることは身体をつなげる、パフォーマンスを上げることにも深く関係しています。

現代人は「足首・首・手首」が錠がかけられていて身動きがとりにくい状態になっている、ともいえます。

錠=lock

踊る時に手首が変に曲がっている人は手首をlockしています。パソコンも手首をlockさせることで作業効率を上げている方も多いでしょう。スマホの指タップも手首をlockさせて使う人ばかりです。

サッカーやフットサルなど、その競技特性から足首をlockしがちです。靴をきちんと履かないで引きずる人も足首がlockしており、それが身体の悪い使い方を習慣化させていたりします。足指が弱い人、末端の感覚が鈍い人も不安定感から無意識にlockがかかります。

現代人はテレビやパソコンやスマホをじっと見て眼球運動を止めていたり呼吸が浅くなっていたりして首をlockさせています。体幹の弱さを首でまかなう人もいます。

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昔からこの3つの首は絶対に冷やすなと言われてきました。(私は子供の時、健康を常に気遣う祖母から言われ続けていました)

しかし多くの方はそんなことを言われたことがないのではないかと思います。

それくらい身体に対する知恵や意識、関心は薄れていると感じます。

足の重要性に注目が集まり、たまたま私の「バレエから学ぶアスリートに必要な姿勢と立ち方」というコンセプトだった魔女トレが流行ったわけなのですが

足や足指の大切さは昔から知られていたことです。

でもなぜここへきてこんなに注目が集まっているのかというと、それくらい日本人で足から崩れている人が多いということではないかと思うのです。

様々な要因がありますからその人の意思のせいではないと思います。

でも日常からできる改善方法はありますから、アスリートの方々、パフォーマンスを上げたいと真に思う方々には向き合ってほしいなというのが身体…足です。

私はその中で、自分自身の身体の弱点だった足、怪我をしてきた足を、自分の得意とする体幹との連動のために取り組んできました。

「足へのアプローチなんて盲点だった」「足は取り組んだことがない」という方には一助になれるかもしれません。

しかしながら身体はあらゆる方面からアプローチして良いですし、した方が良いと思うのです。

3つの首は、大切にされてください。

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