入れて炊くだけ。自宅で作る炊き込みご飯キット~糧飯/ももち浜ストア「お得な火曜日」冷凍ストック第3弾!レシピ
冷凍ストック第三弾のテーマはディレクターさんとの何気ない雑談から決まりました。
「日本の食文化で、「糧飯」って言うのがあって、新米が出る前のちょうど今くらいの夏の真っ只中って一年で1番備蓄してた米の量が残りわずかになる時期。梅雨の湿気と夏の熱気に当たった米は味も栄養価も落ちるので、米に具材を足して味と栄養価を補って、量を増やして食べた、というのが「糧飯」だそうです。
『生きる糧』とかっていいますけど、米の量があとどのくらいあるかって命に係わることだったから、『米の量で“糧”』。残りわずかな米を大切に食べる知恵が『糧飯』。名前にはちゃんと意味や背景があって食文化っておもしろいですよね。」
収穫したての新米は、炊きこみご飯にせずにそのまま銀シャリで食べる。のこった去年のお米は炊き込みご飯や混ぜご飯にして食べる。食欲のないときはそれにお茶かけて食べたりする。
炊き込みご飯はどうしても塩分濃いめになりがちなので、私はついつい薄味にしちゃいがちだけれど、糧飯が普通に食べられてた頃は、クーラーもなく、夏の陽射しを浴びながら働く人たちの塩分補給にもなってちょうどよかったのかもしれないなぁと思ったりするのです。
今の時代にあまり汗をかくこともなくなったけれど、熱中症対策で塩分補給するなら、ぜひ糧飯、作ってみてください。
夏のタコめし #レシピ
生姜が効いた夏のタコ飯です。たこ焼き用の冷凍タコでも美味しく作れます。
■ 材料/4膳分
・刺身用ボイルタコ 100g
・油揚げ(刻み) 1枚分
・生姜(千切り) 1片分
・冷凍枝豆 1/2カップ
・しょうゆ、みりん 各大さじ2
・あればすりごま 少々
■ 作り方
フリーザーパックに入れて、そのまま冷凍するだけで仕込み完了!
■ 調理の仕方
お米2合、水360CCを炊飯器に入れ、タコ飯の素を凍ったまま入れて炊飯する。
すりごまをかけてできあがり。
★冷凍のまま加えて炊くだけ!ポイントは「かき混ぜない」こと
タコは加熱するほど固くなりますが冷凍すると細胞が壊れるため柔らかくなります。また冷凍している間に「味」も染み込みます。
大根と豚の炊き込みご飯 #レシピ
米2合に対して、醤油とみりん各大さじ2の割合で炊けば、バリエーションを増やせます。食べきれない大根はカットして冷凍できます。豚肉と大根の炊きこみご飯は豚肉がゴロっとしている方が美味しいので、とんかつ用の豚肩ロース肉を使っています。
■ 材料 /4膳分
・豚肩ロース100g
・大根 200g
・昆布3センチ角1枚
・しょう油、みりん 各大さじ2
豚肉と昆布の相性がよく、旨味の相乗効果で美味しくなるのでぜひ入れて欲しいです。昆布と豚肉の旨味を吸った大根が美味しいです。
■ 作り方
フリーザーパックに入れて、そのまま冷凍するだけで仕込み完了!
■ 調理の仕方
お米2合、水360CCを炊飯器に入れ、大根と豚肉の炊き込みご飯の素を凍ったまま入れて炊飯する。
すりごまをかけてできあがり。
大根から水分がでるので、炊飯器によっては柔らかめに炊けることがあるので、そのときはすこし水を減らしてください。
れんこんと鮭の炊き込みご飯 #レシピ
塩鮭は比較的価格が安定していますが、買ってきた鮭によって塩加減が全然違うので、炊きこんだ後に塩を加えて味を調整しています。鮭を買ってきたら、酒で洗い、表面のぬめりや汚れを取ってから魚焼きグリルで焼いて冷凍します。そのままほぐしてお結びの具にしたり、炊きこみご飯にしたりしています。
柚子と三つ葉も冷凍できます。冷凍した柚子は少しの量でも香りがたつので冷凍ストックしておくと便利です。
■ 材料/4膳分
・塩鮭 1切れ
・蓮根 1房
・胡麻油 小さじ1
・柚子、三つ葉少々
■ 作り方
鮭に清酒をかけて表面を洗う。魚焼きグリルで焼く。れんこんはいちょう切りにしてごま油をまぶす(蓮根が酸化して黒くなるのを防ぐ)。フリーザーパックに入れて冷凍する。
■ 調理の仕方
お米2合、水360CCを炊飯器に入れ、鮭と蓮根の炊き込みご飯の素を凍ったまま入れて炊飯する。炊き上がったら、味を見て加減しながら塩 を足し(目安は小さじ1/2程度)、柚子と三つ葉を混ぜてできあがり。
★塩味の炊き込みご飯は、3合に対して小さじ1の塩を入れると味付けが失敗しません。生鮭を使うときは、こちらの塩加減で炊いてください。
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