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冷蔵庫の定番ストック。漬けて焼くだけローストポーク

 先日紹介した手抜きな塩麹 で、つくる率ダントツ1位のだいたい、我が家の冷凍庫には必ず入ってる定番おかずです。


 このレシピを紹介したくて、手抜きな塩麹の記事を書いたくらい、頻繁につくります。この塩麹で漬け込むと、肉がしっとりジューシーになります。断面図のしっとりジューシー感、つたわりますでしょうか。

 「もう、作るの面倒ー」って日によくやるのが、冷凍庫にストックしてるスープを温めて、グリーンサラダの上にドーンとのっけて、ドレッシングをかける、ランチプレート。

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 この日は、ポトフとローストポークサラダにトーストしたパンのランチにしました。作るのは、鍋でポトフ温めてる間に、オーブンでパンをトーストして、温まるのを待ってる間に皿にサラダとローストポークのっけただけなので、調理時間5~6分くらい。ドレッシングは頂きものの野菜ドレッシングをかけました。

  漬け込んで焼くだけでかんたんなのに、手が凝ったように見える料理。ローストビーフも好きなんですが、ローストポークは、自分で作るハム感覚なので、チャーハンにでも、サンドイッチにも何にでも酒のアテにも使えます。ポテトサラダにいれるのも、このローストポーク。

 朝ごはんにレタス、トマト、ローストポークにマヨネーズを挟んだホットサンドもよくやります。解凍しなくていい、そのまま使えるハム的な肉があるとすごく気がラクになります。

 では、さっそく作り方いきましょう。

基本のノーマルローストポーク #レシピ

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■ 材料
・豚肩ロース塊 1パック
  (300gくらいのが作りやすい)
・塩麹 大さじ1
  ※ 普通のローストポークは塩麹大さじ2。薄味ローストポークは塩麹大さじ1。好みに合わせて作りやすいです。
・オリーブオイル 小さじ1
・にんにくパウダー 少々
※ ビニール袋、100均の網とトレーがあると後片付けがラクで便利。
※ 豚肩ロースを買うときに、300g前後の大きさのものを選ぶのが一番失敗がないです。

■ 作り方
① ビニール袋に豚肩ロースと塩麹、にんにくパウダーを入れる。空気を抜いて一晩おく。

② 肉の周りの水気をキッチンペーパーふき、網とトレーの上に置く。オリーブオイルをまわしかけ、余熱なし100℃で40分焼く。

③ そのままオーブンの中で放置して冷ます。冷めたら5mm幅に薄切りにしてできあがり。冷蔵庫で保存する。

↓ こんな感じ。

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今回は、冷凍ストックしてた豚肩ロースを使ったので、凍ったままビニール袋に入れて、一晩おきました。いちいち解凍しないで、漬け込みと解凍一緒にやっちゃいます。

 買い置きの豚肩ロース塊肉はかかってるラップで包んで、冷凍用のビニール袋に入れて冷凍庫に入れておきます。トレーは冷凍庫の中で幅を利かせますから、買ってきたら即はずします。

① ビニール袋に豚肩ロースと塩麹、にんにくパウダーを入れる。空気を抜いて一晩おく。

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↑ 豚型ロースカチコチ冷凍状態in塩麹、ニンニクパウダ。チルド室に一晩いれとく。

↓ 翌日、この状態。この状態で3日くらい、冷蔵庫チルド室に入れっぱなしでもOKです。

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② 肉の周りの水気をキッチンペーパーふき、100均の網とトレーの上に置く。オリーブオイルをまわしかけ、余熱なし100℃で40分焼く。

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※ たまーに、あれば家にあるハーブを乗っけて焼くこともあるけど、ハーブなしのノーマルで作った方が味変しやすくて便利です。この日はローストチキンも焼きました。
(ハーブ乗せると、美味しいんだけど、洋風のアレンジしか効かなくなくっちゃう。これはこれで美味しいけど)
 

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③ そのままオーブンの中で放置して冷ます。冷めたら5mm幅に薄切りにして冷蔵庫で保存でできあがり。

一番分厚いところに包丁を刺してみて中を覗き、生っぽかったら追加で10分焼いて、冷ませばOKです。

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 冷めてから切るのは、熱いと柔らかすぎて切りにくいのと、肉汁が流れ出してパサついていまうからです。この、断面図のしっとり、ジューシー感伝わりますでしょうか。

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 薄切りにして冷凍庫にストックするのは、食べるときにいちいち包丁とまな板を出さなくていいようにと、食べたい量だけサッと出せるように、です。

手抜きな塩麹がない場合の作り方 

 手抜きな塩麹を、塩と砂糖を豚肩ロース塊の0.5%に変え、すり込んで一晩おいて同じように作れます。

 250g程度の豚肩ロースを2つ買ってきて(合計500g)に対して、小さじ1/2の塩さと砂糖ひとつまみをすり込んで同じように作ります。これでちょうど塩分濃度0.5%になるので、あとはレシピと同じように作ってください。
(300gの豚肩ロースの0.5%だと、塩1.5gとかになってすごく計りにくいので、250g×2に塩小さじ1/2の方が失敗しないで作りやすいです)


 とくかく、わたしは面倒くさいことをせずに簡単に美味しいものが食べたい。

 「あー、ちょっとなんか物足りないなー。このサラダの上にローストポーク2枚載せたらいい感じにボリューム出てるなー」とふと思ったときに、

 「いちいちまな板と包丁をだして、肉用のまな板シートの上に肉を置き、薄切りにしないと食べられないんだな…」と思ったら、完全に「面倒くさい」が勝つので「…まあ…いいか…」とせっかく作っローストポークを取り出すことが面倒くさくなっちゃうのです。賞味期限は1週間くらいなので、できるだけ美味しいうちに早くたべきりたい。

 あと、冷蔵庫を何度も開けたり、閉めたり、開けっぱなしにするのがすごく嫌で、パッと開けてパッと取り出したい。

 なので、薄切りにして容器にいれて、冷蔵庫保存。食べるときにいちいち包丁とまな板を出さなくていいようにと、食べたい量だけサッと出せるようにしています。1週間以内を目安にたべきってください。


些細なことで、料理の敷居が低くなる。

 買い物に行ったその日に、とりあえず、トレーから豚肩ロース肉を取り出したらビニール袋に塩麹とにんにくパウダーを入れてチルド室に放り込みます。寝る前や後片付けしてるときに、「あ、ローストポークなくなりそうだなー」と思ったら、冷凍したまま、同じようにビニール袋に材料いれてチルド室に放り込みます。塩麹に浸けてたら、3日はチルド室に入れてて良いってのも、気が楽になるポイントのひとつです。せっかく前日に漬け込んでたのに、とつぜん残業や外食になったとしても、次の日に焼けばいいだけだから。

 こうやって、記事を書いているときや、仕事をしてるいときなど、デスクワークをしているときに、オーブンに放り込んで仕事をします。もうすぐできあがるなーって頃には、お肉の焼けるいい匂いがリビングを満たし始め、仕事が終わったころには荒熱もとれてちょうどいい感じに冷めているんです。

 塩麹は、ご存じのとおり、発酵食品なので、寝ている間にタンパク質の旨味成分が引き出してくれて、お肉を柔らかくしっとりジューシーにしてくれます。オーブンは温度設定したら、火加減しなくても、勝手に温度調整して、加熱してくれます。手間はほとんどかかりません。次いでの時にやっとけば、時間が作ってくれる味。そして、作っておけば忙しい時に助けてくれる時間を作ってくれる味。

 ぜひ作ってストックしていただけたら嬉しいです。


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