50の手習い

私の若いころは20代で結婚し、30代までに子どもを産み、子どもが就職するまで頑張って子育てして、そうなると自由になれるのは50代になる。
もっとも今は親も長生きで90歳超えまで生きるので、50代は親の介護で身も心もぼろぼろだったりするんだけど。

50になったら子育てや介護も終わり、空の巣症候群になってしまう人も多いはず。
だから50の手習いは自分がこれから楽しく生きていくためにすごく大事だと思う。

でも私は毒親育ちで幼少期から過干渉な毒親に何もかも決められて、「自分の好き」がなんだか分からなくなっているんですよね。
何かお稽古事を始めても、対人関係の構築ができないから、いたたまれなくなって、辞めていくんです。
何かやりたいな、とか、寂しいな、という気持ちはあっても、傷つけられるくらいなら独りで居た方がいい、って思っちゃうんです。

だから私は独りでも楽しめるものを見つけるようにしている。
今のところ好きなのは、お花の定期便と編み物かな。
お花も編み物も、通院や介護が入っても、手が空いた時に自分のペースでお水を替えたり、編み進めたりできます。
あとブログやnoteを書くこと。
私、文章書くの好きなんです。
読書は、統合失調症の症状で、長文は読めないけれど、他人様の書いたブログやnoteを読むのは好きです。

他人様と一緒に何かしなければならない、対話しなければならない、自分の意見を言わなければならないシチュエーションは苦しくて無理。
将来高齢者になってデイサービスに行ってレクリエーションとか会食とか、絶対できないと思う。
デイサービスに行っても、黙々と編み物したり塗り絵したりしてそうですね。
カラオケとかゲームとか絶対に無理だわ。

幼稚園生の頃から、幼稚園は行きたくなかったし、小学校は転校生だったのでいじめが酷くて不登校でしたか。
毒親に毎日脅されて登校したの、今思い出しても涙が出るわ。
登校して午後からウソ早退して、ずっと野原にいました。
中学校からは通えてたけれど、学校ってすごく苦しい空間でした。
本当に心許し合える友達も、一人だけできました。
誕生日とお正月だけSNSを交わす友達だけど、大事な人だよ。
今は不登校でもフリースクールとか通信制高校という選択ができていいな。
親の理解が要るんだろうけれどね。

私の寿命があとどれくらいあるかは分からないけれど、子どもや夫に執着しないためにも、何か好きなことを見つけたいと思います。
統合失調症の陰性症状で、何もやる気が湧かないし、感情が動かないんだけれどね。
困った困った。