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2020/04/21【タクシー会社600人解雇問題:第1回団体交渉についての報道】

2020/04/21【タクシー会社600人解雇問題:第1回団体交渉についての報道】
 
全乗務員約600人に退職合意を迫っていたタクシー会社ロイヤルリムジン(東京都江東区)が20日、運転手の一部(退職合意書に署名していない4人)が加盟する労働組合「日本労働評議会」との団体交渉に応じたとの報道がありました。
 
組合側は、①労働者としての地位確認、②3月の未払い賃金の支払い、③賃金債権の確認書面への署名・押印、④財務諸表の提出を要求しました。
 
会社側は、①について認め、②についても「4人で寮費などを引いて95万5478円の未払い賃金」があることは認めたものの、資金繰り等の事情から③を拒んだとのことです。
 
また、600人解雇問題をめぐっては、4人に係る団体交渉のほかにも、70代の男性運転手が単独で21日、タクシー事業を所管する国土交通省に要望書を提出したとの報道がありました。
 
要望書で、今回の一斉解雇を、「合理的な理由を欠いており権利乱用で無効」と主張。また、30人以上の離職者が出る時は、1カ月前までにハローワークに届け出が必要であることなどを挙げ、労働法規に違反すると指摘したとのことです。
 
《参考》
朝日新聞:「600人退職」タクシー会社 団交で「未払い賃金も」
https://www.asahi.com/articles/ASN4P313PN4NULFA01V.html
毎日新聞:「突然の解雇納得できない」 ロイヤルリムジンGの運転手、国交省に指導申し入れ
https://mainichi.jp/articles/20200421/k00/00m/040/281000c

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