指す将順位戦6th④うりゅんさん

1勝2敗で迎えた第4局。A2順位1位のうりゅんさんとの対局です。
レートは第2局のそうざいさん同様2000越えです。
直近の棋譜を探してみたんですがなんと負けた棋譜がほとんどない・・
勝率9割とかなのでは。。

と完全にビビりながら、せめていい棋譜が残せるように、とあまり意気込まずに挑みました。なお、コロナワクチン接種直後だったこともあり、モンスター(緑)ブーストは使用できず。

戦型は事前想定通り相振り飛車。ほぼほぼ向かい飛車で来られるだろうと思っていたので囲いは金無双に。(嫌いですけど)

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▲75歩を警戒して△35飛と浮いてみる。ワクチンの副作用で頭もぷかぷか浮いている。うん。普通に成立してなさそう。
数手進んで下図の局面。ここで先手にチャンスがあった。

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▲36銀と出て抑え込みに入ると後手に手が無くなる。というより75歩を突かれている時点で構想は破綻しているのである。いつもの序盤失敗の流れだ。

以降しばらく進んで図の局面。後手がやや息を吹き返している。

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後手からは24歩からの銀の抑え込み、46歩からの一歩交換といった分かりやすい狙いが複数あるが先手から動くことが難しい。

先手は後手の角を追い返し、かつ後手の手に乗って銀を守りに引き付ける。
さらに持ち歩確保のために7筋で一歩交換。
ただし私も石田流党。嫌な手は分かる。73銀と構え、76の飛車にプレッシャーをかける。どこかで金駒が入れば飛車を取れるかもしれない。

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数手進んで後手が24飛と回った局面。後手は34銀からの棒銀が狙いだ。受け切りは厳しいため先手も動かなくてはならない。
そこで図の▲84歩。

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全くの盲点から攻めが来た。△同銀には▲74飛(そこで73歩だといつか85歩が厳しそう)△同歩には▲85歩。さすがR2000。いやーなところから手を作ってくる。攻め合うには後手の駒が後ろにいる。ここは受けるしかなさそうだ。

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私が選択したのは▲85歩に対して△83玉。顔面受けである。
ワクチンを接種した私に怖いものなどない。(ワクチンは2回目受けましょうね。そもそも接種したから大丈夫ってわけじゃないからね!よい子のみんなは気を付けましょう)

石田流指してるとこういう圧迫面接みたいな陣形が一番焦るんですよね。

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このあたりでははっきり優勢を意識。先手は玉の位置が悪く7筋から攻めることが出来ない。王手飛車が生じるからだ。
以降も先手からの激しい攻めが続くがなんとか逃げ切った。

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終局図からはなんとも後手の友達がいなくなることが予想される。
とはいえ、これまでの指す将では勝勢からの逆転負けが多かった。本局はなんとしても勝ちたいと、すべてを受けきることを選択。結果170手の長手数とはなったもののしっかり勝てた。次戦のmasterさんも強敵だがこの勢いで勝ちたい。

ここまで読んでくださった方ありがとうございました!

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