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歯生え薬についての自分用まとめ

2024年9月から歯生え薬の治験が始まるとのことで、神経を抜いた歯が2本ある身としては、未来の選択肢が増えるのは良いなあと思っています。

まずは本家の北野病院の記事。

年齢が30歳以上65歳未満の男性、臼歯(奥歯)の欠損・欠如1本以上の者
※FIH試験はTRG035の安全性の確認を主としているため、対象は健常人です。患者さん・被験者さんの募集は行いません。

https://www.kitano-hp.or.jp/info/20240503

健常な成人男性が治験の対象とのことで、これは他の薬と同じ。
これで問題ないことが確認されたら、先天的に歯が少ない患者さんに投与するかんじらしい。

抜歯とかで後天的に歯が少なくなった患者さんにも対応するため、将来的には局所投与で第3の歯を再生させる治療法を計画しているとのこと。

こちらは研究成果活用事業のトレジェムバイオファーマ(株)のサイト。

インプラントの相場が30〜40万円くらいらしい。歯生え薬は新しい治療方法だし、インプラントよりは高い価格設定になるのでは? と思っているけど実際どうなんだろうと思ってググりました。

費用は「150万円程度」という検索結果が多い。
これが、全身投与1回分の費用なのか、ピンポイント投与1回分の費用なのかは、サイトによって異なっているけど、京都府商工会議所連合会のPDF(7ページ目)には下記のように書かれている。

注射1本分:150万円
歯1本あたり:25万円

https://www.kyo.or.jp/kyoto/pdf/03_Toregem%20Biopharma.pdf

1回の投与で6本の歯を生やすと想定したら、歯1本あたり25万円になるってことかな? と思ったけど、PDF(8ページ目)には下記のように書かれている。

・先天性無歯症(6本以上の永久歯欠如)
⇒点滴静注
・部分無歯症(遺伝性など1〜5本の永久歯欠如)
⇒局所注射
・後天性の歯の欠損
⇒局所注射

であれば、点滴静注が150万円で、局所注射が25万円だろうか? とはいえ、最終的には厚生労働省が決めることになるはず。

薬価が決まったら、先天性の場合は保険適用で、後天性の場合は自費とかになるのかな。


数年前、左上の奥歯にクラウンを入れる時に「顎の骨を少し削らないと、クラウンをしっかりと装着できません。骨を削ると、将来的に歯が抜けた時、顎の骨の強度が足りなくて、インプラントにできないかもしれないけど、それでも削りますか?」と確認されました。

その時自分は「かつては上顎のインプラントが難しいと言われていたけど、それができるまで医療が発達していますし、きっとこの歯が抜ける頃にはさらに医療が発達していることでしょう! だから骨を削っても大丈夫です!」と答えたのですが……

その日から10年も経っていないのに、歯生え薬が開発されようとは!
いつか歯が抜ける時に、歯生え薬を選択できるように貯金をするぞ〜!