50代は定年後羽ばたくための助走期間


今の日本では、企業の定年は60歳というところが多く、
その後希望者は、雇用延長制度で65歳まで、
さらにそれを70歳まで延長する制度が整いつつあります。
60歳以上の方のアンケートでは、
「70歳を過ぎても働き続けたい」という回答が8割なのだとか。

今の70歳はまだまだ若くて元気な方ばかり。
定年以降に、たとえ収入ダウンになったとしても、
働ける場所があることは大変幸せなことですよね。

雇用の延長、私も大賛成です。

しかし、”働ける”というのは、単に収入のことではありません。
貢献できる、役にたっている、という実感が、
人生を豊かに幸せにするのです。

ファーストステージ完了期

50歳を過ぎると、一部の人を除いては、
そろそろ会社人生の完了フェーズに入ってきます。

かつて、20~40代の頑張りが評価され、昇進、昇給を経て今のあなたがあります。
家族のため、会社のために30年働き続けてきました。

まだまだできる。やれる。貢献感もある。
そう思っていたとしても、まず訪れるのが役職定年。
55歳頃でしょうか。
その後、定年。
そして定年後の雇用延長。

雇用延長は、制度を導入している企業で、
今や定年を迎えた約8割の人が利用しています。

どんな人生なら悔いがないって言える?

もしかしたら、40歳頃までは、
定年したら悠々自適に好きなことするぞ~!
定年したら、田舎でスローライフを送りたい。
定年したら、蕎麦打ち職人になりたい

そんなこと、思っていたかもしれません。

でも、いざその時が近づいてくると、
このまま延長した方がリスクなし、面倒なことなし、
今更なにができるのか?
新しいこと始めることも億劫だし

あきらめや自己肯定感の低さなどもあるかもしれません。

一方で、
この生活をあと何年も続けるのかぁ。
辞めても他にやることないしなぁ。
ホントは、辞めたい。。

そんな本音もあるかもしれません。

自分は本当はどうしたいのか?
何の制約もなかったら、どんな人生を生きたい?
臨終のとき、どんな人生だったら悔いがない?

あなたのセカンドステージ

雇用延長でもぜんぜんいいんです。
何も今更新しいことにチャレンジして大変な思いをする必要もありません。

それでも、どんな働き方ができたらいいですか?

同じ働くなら、幸せに働きたいですよね。
少なくても惰性で、
この給料なんだからこの程度でいいや、
時間を売るような、腰かけで残りの時間を埋めるような
過ごし方では人生もったいないです。

50代は定年後の人生をどう生きるかを考え準備する時期。
定年後の人生を自分らしく生きるために、
そのために必要な心構えや意識チェンジ、
人間力を整えて、第二の人生へシフトしていきたいですね。

そのために、あらためて自分と向き合い、
自分は本当はどうしたいのか?
どう生きたいのか?
それらを見つける機会を持つといいかもしれません。

これからの人生のシナリオを書いてみませんか?

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