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11.私の罪

あぁ、君の笑顔はなんて美しいんだろう!

まるでポインセチアが放つ深紅のように、その瞳はなにも言わずにただ燃えている。

あぁ、食べてしまいたい!喰ってしまいたい!

君の一部を私の一部にしてやりたくなるほどの、可愛らしさもそこにある。

あぁ、どうしてもやめられぬ!驚くほど切なくて残酷なのに、私はやめられずにいるのだ。

間違いなく存在する君の素肌はなまめかしく、私がどれほど醜いかを浮き彫りにする。

あぁ哀しい、哀しい!
あぁ愛しい、愛しい!

夢でなら愛してあげられる。
夢でなら恋していられるというのに、許さぬバスを憎んだのだ。

これを歪んだ愛だと謂う者もいる。
悪口さえ出てしまいそうになる。
おかしい、異常だ、やめた方がいい。
そんな声、なんだというのだ!
この涙に嘘はない、この苦しみにさえ虚偽はないのだ。

そっとほほえんだ、今日の悪魔。

そう、そうやってほとばしる気持ちを整理できずにいる私がいることが、事実なのである。
笑っている声がする。そう、そうなのだ。
私は笑われるべき存在、で、ある。

こんなにも押さえられない気持ちなど、抱えているのがつらく、重く、痛い。
夢でならと思った心が、痛む。
激しくではない、じんじん、ずきずき。

しかしやめられない、やめられない。

コーヒーが入っていると信じ、のぞいた私が悪い。
記憶としてはあったのに。コーヒーなど入っていないと。
都合よくすり替えようとした、私の罪。

罰なら、受け入れよう。