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Misskeyでの『絵の売り方』【クリエイター視点】

宣伝してるのに依頼が来ない…もしかして宣伝が無駄なのでは?
そう思ったことがありました。なので色々試行錯誤してみました!


【今回出てくるMisskeyサーバーとサービス】

出てくるサーバーは3つです。
一番登録人数が多い汎用サーバー「Misskey.io」(※以後、io鯖)
絵を描く人、見る人のためのサーバー「お絵かきすきー」
創作をする人や見る人のためのサーバー「Misskey.art」(※以後、art鯖)
そしてサービス。
今回は、Skebというサービスに焦点をあててお話します。

『絵の売り方』について

絵を売る際に必要なこと、それは【環境選び】と【見やすく・わかりやすく・伝わりやすく】と【味方の獲得】です。

【環境選びとは】

環境選びとは言葉を言い換えれば市場調査です。
つまり、宣伝する場所に絵を求めている人がいるかどうかの調査をする、ということになります。
Skebで納品された作品を見ているとわかりますが、Vtuberさんや配信者さんが活動で使うための絵だったり、創作者さんがうちの子を描いてもらった絵が多く見られます。
需要としては、Vtuberさんや配信者さん、創作者さんが持っていることになります。
では、その人達が多いサーバーとなるとどこになるのか。
ここでやはり強いのが全体の母数が多いio鯖になります。
お絵かきすきーやart鯖にも創作者さんはいっぱいいるじゃないかと思うかもしれません。
ですが、お絵かきすきーやart鯖にいる方々は、頼まなくても自分で描けるという方が多いのですよね。

そういった面では、「お金を出してもいいからうちの子を描いてもらいたい!」もしくは、「配信や活動で使ういい絵が欲しい!」という人の母数が多い、io鯖で宣伝するのが、一番効果が高いんです。
ただし、お絵かきすきーやart鯖での宣伝に全く効果がないとは言いません。
依頼を募集していることを広く知ってもらうことは大切なことです。なので、色んなところで宣伝するのも、重要なことなのです。

【見やすく・わかりやすく・伝わりやすくとは】

広告などの三大鉄則みたいな言葉です。これは宣伝をする際にとても重要なことです。

・見やすく
付ける文章や絵が、綺麗に整理整頓されているかどうかと言うことになります。
改行や句読点がまったくない文章は読みづらいと聞いたことがないですか?
宣伝文が読みにくかったら、そもそも読み飛ばされてしまいます。
そして丁寧にすることです。丁寧な文は見やすいだけでなく、真摯な印象を与えます。
「Skeb募集してます!」の一文だけだったりすると、「Skeb募集してるんだなぁ」で終わってしまったりします。

・わかりやすく
まず何の宣伝なのか、どうしたいのかが分かってもらえないと、依頼には繋がりません。
io鯖やart鯖にはSkebのロゴマークの絵文字があったりします。
それをつけることで、「あ、Skebに関するノートなんだな」と一発で分かってもらえます。
依頼募集をしていることを太字にして強調してもいいですね。
そして最後に、絶対に入れたほうがいいのは、「料金」です。
消費者として物を買う立場になったときに、一番知りたいのは値段です。
いくらで請け負っているかの目安となる料金は、はっきりと明記するのがいいです。

・伝わりやすく
自分はどんな絵が描けるのかが伝わらないと、そもそも見てすら貰えません。
人は基本面倒くさがりです。クリックやタップ1つに手間を惜しんだりします。
どんなに魅力的な宣伝文が書けていたとしても、実際にどんな絵が描けるのかというのがわからない限り、SkebのURLをタップしてくれることは少ないでしょう。
なので、サンプル画像を付けたほうが良いです。
Tumblrなどの外部URLも基本タップしてもらえません。
サンプル画像も、別に今から専用に描き下ろす必要はないのです。
普段描いていて、尚且つ依頼品も同じぐらいのクオリティにできるよ、という絵を添付すれば良いのです。

では、ここまで書きましたが、実際にこれを実践してみました。
結果、Skeb初依頼を獲得することができました。

実際に宣伝に使用した投稿はこちら。

①ロゴマークや絵文字の使用
ロゴマークを使うことで、一目でSkebのお話だとわかってもらえます。
更に、そのサーバー独自の絵文字を使うことで、親近感を持ってもらえるようにしました。

②見やすく
Misskeyには投稿前に投稿を確認できるプレビュー機能があります。
それで、自分の文章が適度に改行されているか、句読点は適切かを確認しました。
更に、真摯さをアピールするために丁寧な文章にしています。

③わかりやすく
文章の一言目が「Skeb宣伝」になっており、何の投稿か一発でわかるようにしました。
そして、募集している内容はなんなのか、料金をはっきりと明記しました。
また、自分が何が得意で、何が好きなのかを書きました。
これも明示しておくと「お、じゃあかっこいい絵ほしいから頼んでみよう」というきっかけ作りになります。

④伝わりやすい
今回私は直近で描いた絵を添付しました。
その中でも、顔がアップのバストアップの絵、腰から上の絵、太腿から上の絵、全身の絵と、人物だったらどのパターンでも描けるよ、とわかりやすく提示しました。

⑤環境選び
今回はちょっと実験もかねて、io鯖、お絵かきすきー、art鯖にほぼ同じ文面で、絵文字をサーバー固有に変えたものを投稿しました。

以上のことを試して、io鯖に登録している人からの依頼を受けることができました

宣伝文一つとっても、色々と工夫をすることで、頼もうという気になってくれる人は増えます。
Skebでの実績がない、初めての募集だという場合には、特に宣伝に気をつけて損はないのです。

【味方の獲得とは】

味方については、先日投稿したMisskeyでの『絵の反応の貰い方』で触れました。ここでも再度触れておきます。
味方とは、「応援してくれる同志」のことです。
io鯖でのSkeb宣伝投稿についてですが、Skeb実績の多数ある方や、フォロワーの多い方がリノートしてくださいました。
そのお陰で、今回の依頼者様と出会うことができたと思っています。

そして味方の獲得については、普段の立ち振舞いも重要だと先の記事でも書きました。
これが、更に強い意味合いを持ってきます。
絵が売れたとなると利益が発生します。
人は好ましくない人物に身銭を切って利益を与えたいとは思いません。
どんなに絵が上手くても、普段の立ち振舞いで、せっかくのチャンスを潰してしまうことが有りうるのです。
ですので、ネットリテラシーやネットスキル、マナーをこころがけていることをきちんとみせていくことは、絵を売る際にはより重要になってくるのです。

以上がMisskeyでの『絵の売り方』になります。
求めている人がより多い場所で、見やすく分かりやすく伝わりやすく宣伝をし、味方を増やす。
当たり前のことかもしれませんが、意外と疎かにしがちになる部分もあるので、気をつけていきたいですね。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
良きMisskeyライフを!


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