決断は命の長さを決める

私の尊敬する経営者の方はいつも細々と行動している人だ。それは仕事のために動いているように見えて、何か違う。

それは、ビジネスにおいて必要なことを網羅しているように見えて、実は自分の経験値でことを動かしているようにも見えた。

そして決断はすごく大胆に行う。

そのことについて聞いてみたが、その理由はこうだった。
その社長は以前、自分の命を奪いかねない経験をしたと。

自然災害にあったことがある人は、少なからず自分の命の長さの意味を考えたことがあると思う。例えば、過酷な状況を経験しても生きていれば、生かされていると思い、その後の人生が変わってくるだろうし、感謝の気持ちも湧いてくる。

そして何より、その時の経験がその後の人生を大きく変えたのは紛れもない事実だ。

私の知っている人は、間一髪で生き延びたと言った。

あの時、判断を間違っていれば死んでいたと。人生の中で選択しなければいけない場面は数多くある。その度に人は迷い考えるのだが、時間がある間はいくら考えても良いと思う。だが、危険が迫っている間に考えている暇はない。即決断を下さなければ命が奪われてしまう。

そんな経験をしたことがあるだろうか。私の尊敬する経営者の方は過去にそんな経験をしたことがあると言われていた。

だから決断は早くするのだと。考えている暇に状況は変化する。考えている間に死んでしまうのだと、私は聞いた。

最初に聞いた時はそれがどんな意味があるのか知る由もなかったが、ある日改めて聞いた時、意味が理解できた。

人生には、即決しなければいけないことがある。それは命に関わること。
その時に自分で決断しなければ、死んでしまう。それはその後の人生にも大きく関わってくるのだ。

私たちはそんな大きな出来事に出くわさなくても、経験者から学ぶことができる。なのに、なぜか皆自分ごととして考えない。明日の命の保証は誰もないはずなのに、誰もが危機感なく生きている。

私は思う。命の長さなんて誰にもわからないけど、その長さに対してどれだけ納得のいく人生を送れたかは本人が一番知っているのだと。

やってダメなら変えてみれば良いじゃん!

決断をしたけど、違うと思えばすぐに変えられる、そんな行動も重要なんだと言われて、今まで非難されていた自分の行動が間違ってなかったと思って嬉しくなったのでした。

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