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【本紹介#106】頑張らなくていい

今日ご紹介する本は、少し前に紙媒体でも読んだことのある本でした。
実はKindle Unlimitedの傍ら、図書館にも2週間に1回ペースで通っており…紙も電子書籍も読みたいという欲張りマンなのです。。

で、図書館で読んだことのあったこの本
全体をはっきり覚えていたわけではないんだけど、部分的にかなり記憶に残っていて
先日友人にとてもこの本を勧めたいと思ったんですが、タイトルがまったく思い出せずモヤモヤしていたところ
思いがけず見つけたものなので、すぐに友達に教えました。笑
買うって言ってました…作者さんに貢献できたよ…

その本がこちら。
簡単に言うと、今の自分を肯定する…引き寄せに近いかもですが、それのライト版です。

どうして友人に紹介したくなったかといいますと
その友人はとても絵のうまい友人で、私のnoteのアイコンも描いてくれた子でもあります。
もちろんプロとしての実力はあり、仕事は丁寧なのですが
とにかく自分に対しての評価が低く…必要以上に安い値をつけられているんじゃないかなあと思っておりました。

この本にはその友人とぴったり同じ状況から、売れっ子になるストーリーがいくつか掲載されていて、印象深い実例がたくさん載っているのです。

なるほどと納得したものだとこんな例え話がありました。

たとえば、ここにコーヒーカップがあったとします。
「このコーヒーカップ、最低。形も平凡だし、色も柄も古臭くて大嫌い」  
あなたが言えば、まわりの人もこう言うでしょう。 「ほんと、最低だね」  
そして、あなたが嫌いなコーヒーカップなのだから、最悪、落として割ってしまっても気にしません。
「だって、嫌いなんでしょ。どうでもいいんでしょ」
と、みんなも、そのコーヒーカップを大切に扱わなくなるはずです。
逆に、同じコーヒーカップでも、あなたが「このコーヒーカップ、いいでしょ。色も形もステキで、私、大好きなんだよね」とほめちぎっていたら、どうでしょう?  
まわりの人も「ほんと、ステキ」とほめてくれます。  
あなたが大切にしているコーヒーカップなのだから、みんなも、壊さないようにていねいに扱ってくれるのです。

自分が自分を大切に扱わないのに、人には大切に扱ってほしいなんて難しい要望だということが分かりますよね。

どう頑張れば人から認めてもらえるようになるんだろう、じゃないんです。
頑張らなくても、大事にされる権利はあるし、大事にしてもらえるんです。

この本を読んでいて、こんなエピソードを思い出しました。

私が小学生の頃、誰かから褒められてもつい恥ずかしくて謙遜したり否定してばかりいました。

しかしある日のこと、クラスメイトの女の子のヘアピンが可愛くて
「そのヘアピンかわいいね!」と褒めたら
「ほんと?ありがとう!私も気に入ってるの!」と笑顔で返されたのです。

その時、衝撃が走りました。
きっと私であればそんな風に言われたら「えー!安物だよ!」なんて返していたでしょう。

でも、その女の子の返答は褒めた私も幸せな気持ちになれたのです。

褒めた側も幸せ、褒められた側も幸せ。
「ありがとう」の威力をとても実感した瞬間でした。
そこからは、なるべく褒められた際には「ありがとう!」と返すようにしています。

自己肯定感の高い子って、きっとこのクラスメイトのように褒められ上手さんでもあるんでしょうねえ。

自分なんて…と思うかもしれませんが
自分なんて…と思う根拠はあるのでしょうか?
すごいという根拠もなければ、すごくないという根拠もないと思います。
じゃあ、自分はすごいと思えばいい。

すごくない根拠を必死に探すより、すごいという根拠を必死に探した方がいい。

理由はなくても「そういうことにすればいい」そうなので
私も自分は「運動神経が良くて、有能で、スタイル抜群で可愛い」ということにしようと思います!!
欲張りすぎ??笑

昨日登山に行ったのですが、そのときはひたすら「私は体力があるし運動神経がいいんだ…」と頭の中で呟きながら登りました。笑
今までより、苦労せずに登り切ることができた!と思います!

こうやってもっと自分のいいことを見てあげよう。
いい悪いなんて、そもそも相対的なものでしかも不確定な価値観なのだから。

自然界の人間なんてスーパー弱者ですしね!

もっと幸せに生きよう!

以上、みかんでした。


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