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息を吸って吐く生活

今日も1日が終わる。 22時が過ぎる頃、毎日のように浮かんでは消えていく言葉が今日も脳裏にやってきた。 「何もできてない…!やばいやばいやばいやばい」 エネルギーを持て余しながらいつも通りに過ごしてしまった罪悪感と焦燥感が一気に襲ってくるこの時間帯が私は結構苦手だ。ちくしょう自分。 ああ、お昼ご飯をダラダラ食べながらX(旧Twitter)を開き、おそらく今後の人生の何の糧にもならないであろう他人の呟きを死んだ瞳で眺めていた自分の頬をパン!と叩きたい。目を覚ませ。スイスイして

    • ぜんぶ夜のせい

      こんなにも苦しい夜があっただろうか。 私は、すっかり二人きりに溺れ切ってしまっていたらしい。たった一人の帰り道、切り離された半身を探すように何度も右側を見上げていた。 「今日寒いね」「寒いね」「おでんにしよっか」「いいね」 何回も何十回も繰り返した会話を脳内でなぞり、今になってそれがすべてであったことを知る。 玄関で履き慣れたシューズに足を突っ込むように、無造作に乱雑に履き荒らしてしまっていたらしい。はっと気づいたときにはボロボロのクタクタになっていて、私を包み込んでいた

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