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乗馬教室1 三木ホーストレック

三木ホーストレックで乗馬を習い始めた。
馬にまたがって座っているだけでいいと思っていたら、甘かった。
「行って、乗って、下りて、帰る」というお客さんスタイルではなく、「行く→準備→乗る→お手入れ&後片付→帰る」。こんな感じで、げ!けっこうしんどいやん、と最初は思った。
でも乗馬はこれらすべてをやって乗馬なのだ(実はもっとやることがたくさんある)、ということが少しずつ分かってきたし、それが苦になることも、半年以上がたった今はまったくない。楽しい。
インストラクターさんはみなさんとても親切で、丁寧に優しくひとつひとつ教えてくれる。
私、思うんだけど、馬は本来は飼い犬みたいな従順さなどない。人間に媚びるなどもってのほか。そうじゃないかなあ。
だからと言って、人間を見ていないのかというと、そうではなくて、こっそり相手の人間性や技量や度量をはかっているような気がする。私はいつもおちょくられている。そしてインストラクターさんたちにはびっくりするくらい素直。
これはきっと信頼関係のあかしなんだ、馬の人格、いや、馬格を認めないで、偉そうにするだけだったら嫌われてしまって、あんなふうにはいかんわな、と納得しながらも、馬の現金さに呆れて笑うこともしばしば。
というわけで私は、今は馬に完全にバカにされ、チンピラ扱いを受け、途方に暮れるばかりだけど、(人間はいいから)いつか馬に尊敬される人になるんだ!と、早くも心に決めた。
‘なんとかの手習い’じゃないけど、それなりの年齢になってからの乗馬教室は、果てしなく難易度の高い遊びに手を出してしまった感がないではないが、面白い。
馬に尊敬される人になるという新たな目標もできた。これハマるよ。

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