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そうだ、看護師になろう

私はそこそこBBAだ。
看護師という職に就いてからそろそろ四半世紀が経とうとしている。

私の祖母は近所の小学校で養護教諭をしていた。
ばあちゃん子の私は時々遊びに行っていた。
視力検査の器械や身長計、ベッドや薬品棚、保健室独特のにおい。
全てが珍しくこんなところで仕事してるばあちゃんはすごいと思っていた。

そんなばあちゃん、定年退職したが暇だしボケ防止と言って、病院の家政婦をしに行ったところ、ひょんな事で看護師免許保持者ということがバレ、そこの病院の外来看護師として再就職してしまった。

当時両親の仲は最悪で母親から
「私は職がないから離婚もできない、だからお前は手に職をつけろ、そうすれば女ひとりでもやっていける」
と言われ続けた中学一年生の私は
「ばあちゃんすげぇ!私もばあちゃんと同じ看護師になる!」と決めたのだった。

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