拳銃の先生!  一刀両断!


刑事裁判

被害者は拳銃で撃たれた

 被告人は被害者の行動を観察していた

被害者が毎朝何時に家を出て、最寄りの駅に何時頃着く 、ということを毎日毎日 確認していた

 犯行当日 、加害者が 被害者を自宅近くで拳銃で撃った 

被告人は行動確認をしたという罪

その他にも起訴された罪はあった

その日の審理は、被告人が行動確認をして 被害者の様子を確認したことによって 拳銃で撃たれたというもの

被害者が拳銃で撃たれたことに対して、被告人の役割があった ためということに対する審理

被告人は 行動確認の罪は認めていた

 

証人として出廷した加害者は

自分が拳銃マニアで
 海外で拳銃を打つ練習した
当日のための練習は、高架下に土を盛って、 拳銃に弾をこめて 撃つ練習をしていた

 当日は、スクーターに乗って被害者の  自宅近くの道路まで行き、斜め前方から被害者を撃った

打ち方、構え方、練習の仕方、 に関して自信たっぷりに話しをしていた

加害者 の話をたっぷり聞いた後

今度は県警の拳銃の先生が出てきて、全てのことに対してダメ出し


一刀両断

 

☆ 構え方 について・・・

片手打ちをしていた

正しい打ち方は、対象物に対して正面を向いて二等辺三角形

両手で対象物に対して正面を向いて二等辺三角形

まっすぐ引き金を引く 

対象物が右に行った時は、体を正面にして二等辺三角形

左にいった時は対象物に対して正面を向き二等辺三角形

片手で打つなど 全くなってない

  拳銃というのは ずっと練習していないとダメ

☆ 定期的な練習がないと腕が落ちる 

☆ バイクに乗ったまま不安定な状態で拳銃を発射するということは 、対象物を正確に捉えることもできず、そのような不安定な状態で拳銃を撃つという行為もダメ 

対象物が動いている場合、非常に難しい 

そのような競技もあるけれども非常に難しい

ましてや 動いている静止していない乗り物に乗ったまま拳銃を発射するという行為は 非常に難しい

そういう競技者でも難しいという話であった

証拠調べで、何時間も加害者と拳銃の先生の話を聞くことになったが、その間被告人はじっと黙って聞いていた

その表情から・・・

「たしか俺は撃ってない・・・・・・」


私は、”傍聴席で2等辺三角形を作り、引き金はまっすぐ引く”ということを再現していた

被告人の弁護士は 引き金を引く行為 をしていた

市民にとって拳銃の先生の話は非常に興味深いものだった

一刀両断 

いつも思うが

この裁判は面白い

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