犬にまで及ぶ同調圧力に、もやる

我が家での子犬へのコマンドはタイ語だ。理由は、家での共用語がタイ語であり、タイ語には声調があるため聞き分けしやすい。日本語でも問題ないだろうけど、夫と私にとって咄嗟に出る言葉もタイ語なので、コマンドもタイ語にしている。確かに他の人がコマンドを出す可能性を考えなかったわけではないが、機会としてはそんなに多くはないのでは?と思った。

私の母と子犬のしつけについて話していると、「何で日本語で教えなかったのか、今からでも変えたら」と言われた。他の人がコマンドを出したときに理解出来ないから日本語で教えるべきだ、という理由だ。それも一理ある。今からでも変えようと思えば変えられると思うが、ちょっと今はいまいち素直にコマンドの言葉を変える気になれない。それは、私のへそ曲りなところが原因だ。私は同調圧力が嫌いで、みんながこうしてるからこうしなさいということに素直に従うのにかなり拒否感がある。

ただまぁ冷静になってみれば、例えば海外の人が日本に住んでいたら日本語を話さなくてはいけなくなるのは当然のことで、その理論でいくとこの子も日本語を理解できるようにするべきか・・とも思う。調べてみると二か国語理解できるわんこもいるようだし、両方分かるようにしようか・・な。

というか、犬の教育にも口を出されるのだから、お子さんを育てる方は周りからのなんやかんやに振り回されたり傷ついたりして大変だろうな・・と思う。

そういえば先日、子犬の話をある方としている時に「甘噛みが大変で、結構力強くて痛いんですよー」と零すと「分かってて飼ったんでしょ?」と言われた。

そうですよ?

私は1ミリだって0.5ミリも0.1μだってこの子を手放したいとか飼わなければ良かったと思っていないのだけど、どうしてそんなことを言われるのだろう、と思ってしまった。
この人は、「夜泣きが大変で」と零す親御さんに「分かってて産んだんでしょ?」と言うのだろうか。だとしたらそれはかなり追い詰めることになるだろうな。分かっていたらちょっとした苦労も人に話してはいけないなんて。

今日はパピー教室に行ってみる。この子が友達と会えて嬉しくなったら良いなー。


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