子犬の行動は繋がっている。

子犬のクレートトレーニングについて。先日完成したと言ったけれども・・
実際のところ、コングの中身がなくなったり取れなくなったりすると、ちょっと鳴き出したりするし、もう少し中でくつろいでもらいたいというか、こう・・決め手に欠ける感じがしていた。
そんな中、「合図でクレートに入れるようになったら、飼い主の許可無しで出ないように教えましょう」というのを見つけた。
おぉ、それは他のどこでも聞いたことがない話だ。やってみよう。
ということで、子犬がクレートを出ようとした際にダメ、と言って制止すると、驚くほど素直に聞き入れ一歩下がってお座りをした。無理に出ようとかは全然なかった。そしてちゃんとそれを守り、扉が開いた状態でも中で大人しくしている。
そしてOKの合図で初めて出る。繰り返すが、驚くほどすんなりと一発で「勝手に出ない」が出来るようになった。理由としては多分、「クレートに関することは飼い主の言うとおりにした方が得をする」という潜在意識が多少あったのかもしれない。
結果としては、やはりクレートの中で鳴いてしまったりするのが劇的に改善したかというとそうではないが、仮に鳴いてしまったり扉をカタカタした場合でも、扉を開けた後飛び出さず、許可があるまで中にいてくれるのでかなり楽になった部分もあった。
でも驚くべきはそこではない。この「クレートから勝手に出ない」を教えてから突然、人間が居間の扉を開けても一緒に出ようとしないようになった。それどころか場合によっては人間が扉に向かって歩いても立ち上がりもしない。OKと言われて初めて出る。居間にあるクローゼットも、前までは開けたそばから必死で入ろうとする子犬を押さえておく必要があった(しかも中には私の仕事セットのひとつである狼の形の筆入れがあり、彼女をそれを狩るのが大好きなのだ)。しかし今は振り返って子犬の目を見ながら人差し指を立てるだけでその場で伏せてくれる。
驚いたけれど、どうやら彼女の中で「テリトリー」とか「境界線」とかの意識や回路が突然繋がったのではないかと想像している。

色々と発見させてくれる。面白い。

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