2021年に公開した映画で印象深かったもの
今年鑑賞した映画で個人的に印象深かったものを書き留めました。
学生時代は年間400本など観ていたのですが徐々に減っていき、今は100本もいかなくなってしまいました。悔。
ランキングはつけず、まず上位21本。その他良かったもの数本、番外編的に追加で何本かを。
まず、上位21本。
『スワロウ』
2021年の1本目でした。これが大当たり。心理サスペンスのように始めておきながら後半への物語展開、メッセージ性が出てきてグイグイ引き込まれます。映画2本分の面白さ。ポスターなどから判断すると恵比寿ガーデンシネマ、文化村ル・シネマ系アート作品だと思ってしまうのですが、それが大間違い。今年度、奇しくも同じテーマの作品が多かったこともやはり時代の流れだと思います。本質的な女性の解放。家父長制社会からの脱出。その痛みと自由。
特筆すべきなのは、映画中盤、ボディーガードとして雇われた元兵士と主人公が全く違う境遇でありながら精神的に共感するシーン。思いもかけない共感から本当の自分に気づいてしまう主人公。一度気づいてしまうともう後戻りはできません。人生に幾度かある決断の瞬間、その感覚を上手に描いていて魅了されました。
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