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【食レポ】旬の筍アク抜き比べ 圧力鍋VS寸胴鍋

私の記事に関心をお持ちくださりありがとうございます。

【食レポ】旬の筍アク抜き比べ 圧力鍋VS寸胴鍋

宮城蔵王・遠刈田温泉 木村商店のおかみさんから
「今朝も筍、いただいたんだけどいる?」
とLINEが届く。
「遠慮はしません。いただきます。」
「じゃあ送るから住所教えて。」
と届いたのがこちら。

採りたて筍6本と左上は米ぬか

「ありがとうございます。届きました。でも、こんなに?」
とお礼のLINEを送ると
「ウチに、まだ、同じくらいあるから。」

筍の下準備
・外側の黒くて硬い皮を3、4枚はがします。
・筍の茎の硬くて太い部分を切り落とします。
 ※ほんとに鍬で土から掘ったままの状態だった。写真撮り忘れる。
・筍の穂先を10cmくらい斜めに切り落とします。
 ※5cmくらい、と書いてあるレシピが多いですね。
・バウムクーヘンのような穂先の切り口から縦に切込みを入れます。
 ※私は穂先の方が切り込みが深くなるように入れています。

木村商店のおかみさんから
「食べるところより捨てるところの方が多いから。」
と言われていたけれど、この時点でほんとうにそうだった。
普段の我が家の家庭ごみ、週2回の回収があるけれど1回特小10Lに満たないです。
冷蔵庫で野菜腐っちゃった、がないですし、食べられるところは皮も全部食べるので。
中30Lのごみ袋を使ったのって何年ぶりだろう?
さすがに筍の皮は食べられません。

鍋の準備
鍋、どうしよう?
我が家の一番大きい鍋は寸胴。次が圧力。
6本の筍だから鍋2つ同時に使ったら早いかな?とやってみました。

旬の筍アク抜きスタート
・鍋に下処理した筍を入れます。
 ※鍋ギリギリだった。5cmしか切らなかったら入らなかった。
・米ぬかを計量カップ150cc線くらいまですくい鍋に入れます。
・筍が浸かるくらいの蒸留水を入れます。
 ※トレビーノの高除去カートリッジを使っています。
・沸騰するまでは中火。10分弱。

・とろ火にして落し蓋をし、タイマー60分。
 ※我が家の落し蓋、筍に負ける…。深めのスープボウルを落し蓋の代わりに使いました。

木村商店のおかみさんからは
「気をつけないと吹きこぼれるよ。」
何度も言われる。
ガスレンジの大惨事は避けたい。
キッチンで動き回ってとろ火が消える、というさらなる大惨事はもっと避けたい。
筍のアク抜き、ほんとうに久しぶりだったので、キッチンから少し離れた場所に陣取る。
iPadminiのTVerで「京都浪漫 悠久の物語」「あなたの知らない京都旅~1200年の物語~」を観ながら1時間待ち。

左が圧力鍋、右が寸胴鍋
火を止める直前。圧力鍋ぽこぽこ。寸胴鍋ゆらゆら。

旬の筍アク抜き完了
・火を止めてお湯が常温に戻るまでそのまま放置します。
 ※寸胴鍋で5時間くらい、圧力鍋で6時間くらいかかりました。
・常温になったら筍を取り出し、米ぬかを洗い流します。
・縦に入れた切り目に親指を差し込むと、あら簡単。筍にキズをつけることなく、折れることなく取り出せます。
・湯がいた後の米ぬか入りの水は、ベランダで育てている果樹の肥料にしました。
 ※米ぬか、少量だと思ってシンクに流すと大惨事。詰まります。

旬の筍食べ比べ
まずは、どちらも香りがいいです。
いつもは宮崎合同食品さんの干したけのこを使っているから。
配送時間のロスはあったものの、やはり採りたての旬の筍を自分で湯がくと、料亭にも負けてないという感じ。
どちらも薄く切って酢味噌をつけて食べ比べをしてみました。
圧力鍋の筍は仕上がりがちょっとシワシワ。

圧力鍋で湯がいた筍

せーの、で家族とどっちが「スキ」か?で指差ししたら2人とも寸胴鍋に軍配。

寸胴鍋で湯がいた筍

「じゃあ、よろしく!」
家族がにっこり笑って言いました。
「じゃあ、よろしく? …はいはい。そういうことね。」
好みがあるので、どちらがいいのかは、それぞれのお宅でって…寸胴鍋のあるお宅は少ないのかな?
いや、コロナ禍で料理に目覚めた男性陣、私のまわりにはけっこういます。
みんな、鍋、フライパンの新規購入から入る(笑)

その後、延々と寸胴鍋で残りの4本の筍を湯がき続けることになりました。
手抜き宣言したけれど、無理だった…
仕事も料理も結果は下準備に比例すると思っています。