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現実を直視しよう

3月から就活が始まり、
どれだけ力を注いできたか?の結果が
出始めてきているように感じています。

3年生の夏から
ISに参加したり、OG訪問などして、

しっかり取り組んできた学生の中には、
早期選考をクリアーし、内定を得ている人も少なくありません。

1つ内定があると、
それ以上の志望度の企業しか受けなくて済むため
本命企業に集中できます。

大手企業は片手間にやって内定を得られるほど
甘くありません。

けれども、しっかり取り組めば、
内容の濃い受け答えができるため、内定への道は近くなります

一方で、
先延ばししてしまったり、
のんびりしてしまった学生もいて、

「全然ESが通らないのですがどうしたらいいですか?」

「一つも内定を得ていないのですが、大丈夫でしょうか?」

とやってくる人もいます。

本当に、人によって、取り組み方、危機感は様々です。

「何社くらいESを出したの?」と尋ねると
「3社です」という人もいます。

ある程度場数を踏むことは必要ですし、
ESの通過率自体、それほど高くありませんから
3社は少なすぎます。

「ちょっと少な目だと思うのだけど、
どうしてもっと増やさなかったの?」と尋ねると、

根拠のない安心感があるようで

「どうにかなるかな~と思って」

「最悪、契約とかでもいいと思うんです」

「やらないとまずいとは思うんですが、腰が重くって・・」

「どこでもいいんで、どっかありませんか?」

「履歴書の書き方がわからなくて・・」


などなど、
言葉に詰まってしまうコメントも多く
この温度差はどこからくるのだろうと
不思議に思うことも少なくありません。

就活はやらなければどうにもならないし、
全く準備しないで内定が得られる会社などないし、
何もしなければそのまま時間が過ぎていくだけだし、
テストではないので、たった一つの正解などないし・・・・・

そんなことを噛み砕いて説明していくと
ようやく危機感を持ち始めます。

応募した会社の数も少なく、
履歴書もまだ完成していない、
採用者側の視点を把握しないまま、思い付きで受け答えしている状態。

そんな状態でも
12月から、何十社も受けて、面接慣れしているライバルたちと
同じ土俵に立って選考を受けていかないといけません。

「ESは、1回添削を受けたから大丈夫です」
「面接では、自分なりには言いたいことは言えています」

そういう学生でも、内容を確認すると
粗が多かったり、見当違いのことを書いていたり
実体がなく伝わりにくかったりすることが多々あります。

うまく進んでいない人は

主観ではなく、客観的にみて、

きちんと書けているのか?
話せているのか?をぜひ確認してみてください。

自分なりにはやっているという基準が、
周囲の人と比べると、平均値にも達していないということが
よくあります。

大手食品メーカーに全滅したという学生と話すことがあり
自分なりにちゃんと研究したというのですが、

企業研究は、HPと説明会の域を超えておらず

同業他社比較や商品分析の視点を話すと

「そこまでは・・・・してないです。
そこまでしないと難しいんですね」
と全滅の結果に納得されていました。


就活は、内定の有無が出て、初めて明確な差がはっきりしますが、


本当は、結果が出る前の

意識の持ち方、取り組み方の違いから、

すでに差がうまれているのだと思います。


状況を的確に判断して、自分がすべきことを把握し

客観的に見て、自分の取り組みが
内定を得られるレベルに達しているのかを確認し、

自力でできなければ適切なところに支援を求め、進めていく力が

就活の結果を大きく左右することを
忘れないでください。

自分なりの苦労を無駄にしないためにも
ぜひ報われる苦労にまで引き上げて
結果につなげてほしいと思います。

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