『神田川』/ かぐや姫①(昭和歌謡曲)
「南こうせつ」と「南(で)降雪」を掛けた親父ギャグが投稿された。
かぐや姫ファンのコミュニティにはいつも面白い記事があがる。
南こうせつ、名前はどんな字を書くのだろう?と気になり、wikipediaを読んでみた。「高節(こうせつ)」と書くようだ。
「南高節」=なんこうぶし。
名前でなく歌のタイトルと間違われたことから、ひらがな表記にしたらしい。間違えるのも無理はない。
なんこうぶし、もとい。南こうせつと言えば、代表曲は「神田川」だろう。
♪ あなたは〜 も〜う〜 忘れたかしら〜♬
この歌の作曲は、「南こうせつ」
歌詞は、放送作家で駆け出し中となっていた「喜多條忠」が書いたもの。
早稲田大学在学中の彼女と、神田川近くの アパートで暮らした思い出を歌詞にしているそうだ。
歌の1番は、銭湯に恋人と一緒に行く。身体が冷たくなるほどの長い時間、彼を待つ彼女。待たせてごめん、と彼。
そして彼女を抱きしめ人肌で温める。カップルの「すれ違い」に繋がってゆく。
私が生まれる前のヒット曲、時代のギャップ。不況、不況と言われていても、私は豊かな時代しか知らない。
男に待たされるなんて有りえる?私にはこのシュチエーションが分からなかった。
♪ たぁ〜だ〜 あなたの優しさ〜が〜怖かったぁ♬
と歌われることはない女、それがわたしである。
例を挙げてみよう。この私の入浴時間は、およそ1時間。かなり長いのだが、実際の工程を書いてみる。
☝︎ コレを習慣にしているので、ハッキリ言って信じられないのだ。
私なら、身体が冷たくなるまで待つことなど絶対、、ない。10代の頃からさほど変わない。
身体を冷やしたら、代謝が悪くなるでしょう?手拭いマフラーは私もやるけど、日々のケアに影響するなら、風呂上がりに男なんて絶対待たない。
♪ 若かった あの頃〜♬
そんな問題ではない。この時からやらないと、女を保てやしない。きっとこの気持ち、現代の女性の読者には共感してもらえてると思う。
♪ 貴方は私の身体を抱いて〜 冷たいねって言ったのよ〜♬
今の感覚ならば、サウナ・サ活だろうか。「貴方」も私並みの美意識で風呂に臨んでいたのだろうか。
70年代ならストーブもヤカンを乗せて使うようなものだったに違いない。芯まで冷えた身体を温め直すことは難しいはず。
フォークソング、時代を映す歌。冷えた現代人の心を温めてくれる。
長くなってしまったので、2番から先はまた別記事にて。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?