「不要不急」を乗り越えて

緊急事態宣言の延長が正式決定しました。

それと同時に、イベントの原則無観客も撤廃され、制限が緩和されます。春に首都圏で2つの大型フェスが開催されましたが、それもまた今回の決定につながった要因なのかも、と思っています。間違いなくみなさんが高い意識で参加してくださったこと、少しずつ前には進んでいる感覚があります。

一方で、もう少しこの状況は続くでしょう。個人的に、この関係の話であまり政治的な話は持ち出したくないのが本音です(それは音楽やライブで表現すればいいとも思います)。

3度目の緊急事態宣言の際にハッシュタグの拡散を呼びかける運動がありましたが、正直複数の野党がこの運動に入った時点で「vs政府」という構図を想像しないことは不可能でした。

これはコロナ初期の署名活動もそうでした。署名の数を利用して首相のツイートを批判する、そういう目的の運動では本来は無いはずです。あくまでピュアに「音楽を守る」という気持ちでやってほしいと強く願っている。政治に文句があるなら別の部分でやればいいわけなので。(もちろん提案とか、議論はあって然るべきですが、批判ありきの意図を感じてしまったのはものすごくモヤモヤします)

個人的にもイベントの原則無観客は望んでいませんでした。しかしながら、全てを国のせいにできるものでも無いとは思いました。やはり、会場外の行動は管理できない以上は。ただ今回の2つのフェスはその部分でも高い意識を持てていた、その部分もクリアしていけていると感じています。

コロナの流行から1年が経ちました。ワクチンも普及しつつあります。年末には人数の大小はあれど、少なくともコロナでイベントの中止を気にするようなことはもう無くなるでしょう。前には進みつつあります。

ただ100%の形に戻るには収束後もかなり時間がかかると考えています。数年単位でかかるかもしれない。ライブに行ける人は行くのもありだし、サブスクで聴きまくったりCDやグッズを買ったり、今できる範囲で音楽の文化を守っていければと考えています。


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