とけはじめた冬


みたくないものをみてる。

欲深さにまみれた、どろどろ。
多分、なくなりはしない一緒に
生きていくもの。

ええ、みたくない。
ああ、逃げ出したい。

ひとにどろを投げつけて、よろこぶ。
かまってほしい、淋しいよって
素直に言えずにいる。

みたくない。ない。
はずだ、目を離せなくして
いるのはわたしです。

しっかりと身をかがめて
正面から、見据えられている?
ちゃんとみてる?
他の誰にも、任せられない。
突き放したい。
きっと勢いよく跳ね返ってくる。



自分の言葉を、信念をもち
あざやかに、きらめく瞳でありたいと




言うは易し。 

発した言葉に耳を傾ける。

身体がある。
ごはんと水と家がある。
お仕事がある。

満ち足りた生活のうえに、
胡座をかくことが
あったとしても
すぐに、正せるようにしたい。

いのちのつかいかたを考えたい。

自分のことを、よく知りたい。
相手を理解するために。

そのために、必要なことを
おしえてくれるのは周りの人たち
とか出来事、風景、動物。
ありがたい。

いま、
自分の言葉が要る。
ふんばりが必要な場面
日常の会話のため。

欠けばかりに目がとまる。
わたしごと、まるっと受け入れたい。

独り。
わたしはひとり。
どこまでも。
だれといても、お互いに。

わかった気にならないで、
無理なくすこしずつ。
ときどき、すごいね!って褒めながら。

はじめて、育てられるかな
今年からは
あたらしい芽を。




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